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除草機
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- 【要約】
【目的】芝の先端高さに比べ、雑草は著しく高く伸びる点に着目し、円筒状回転ドラムと複数個配した挾持ア−ムとで、その芝の高さより高く伸びた雑草を挾持して引き抜き除去せんとするものである。
【構成】横軸2芯周りに回転可能に架設された円筒状の回転ドラム8と、この回転ドラム8に対して外周面全幅にわたり押圧状態と開放状態とに作動すべく揺動開閉可能に設けられた挾持ア−ム11とを備え、前記回転ドラム8と挾持ア−ム11との協働により草を挾持して地面から引き抜き除草するよう構成してあることを特徴とする。
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- 【特許請求の範囲】
【請求項1】 横軸2芯周りに回転可能に架設された円筒状の回転ドラム8と、この回転ドラム8に対して外周面全幅にわたり押圧状態と開放状態とに作動すべく揺動開閉可能に設けられた挾持ア−ム11とを備え、前記回転ドラム8と挾持ア−ム11との協働により草を挾持して地面から引き抜き除草するよう構成してあることを特徴とする除草機。
- 【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芝地等での雑草を除去するための除草機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、芝地での除草は手で雑草を引き抜くか、除草剤散布に頼っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、芝の先端高さに比べ、雑草は著しく高く伸びる点に着目し、円筒状回転ドラムと複数個配した挾持ア−ムとで、その芝高さに対し伸びた部分を挾持して引き抜き除去せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的達成のため、次のような技術的手段を講じた。すなわち、横軸2芯周りに回転可能に架設された円筒状の回転ドラム8と、この回転ドラム8に対して外周面全幅にわたり押圧状態と開放状態とに作動すべく揺動開閉可能に設けられた挾持ア−ム11とを備え、前記回転ドラム8と挾持ア−ム11との協働により草を挾持して地面から引き抜き除草するよう構成してあることを特徴とする。
【0005】
【作用】この除草機では、芝上に沿って機体を進行させると、芝の先端近くを移行する回転ドラム8の回転に伴い、挾持ア−ム11が地面近くに来たとき回転ドラム8の外周面を押圧する閉じ方向に作動し、芝より上方に長く伸びた草を捕えドラム8との間で押圧挾持して、上方への回転移行時に引き抜くことができる。そして、引き抜き後の挾持ア−ム11は回転ドラム8に対する押圧状態を開放する開き方向に作動する。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、芝地での雑草を引き抜くことができるので、問題視されている薬剤汚染を防止できる。しかも、手作業によらないため、手間を大幅に省くことができるものである。
【0007】
【実施例】以下本発明の1実施例を図面に基づいて説明する。車体1の下側前後に基部側が横軸2(駆動軸)周りに枢着されていてそれぞれ前後方向に揺動調節可能な前支脚3と後支脚4を設け、前支脚3の下端側には前車輪5をベルト伝動機構6を介して回転駆動可能に架設し、後支脚4の下端側には後車輪7を遊転自在に取付けている。
【0008】前記横軸2には円筒状の回転ドラム8が架設されてあって、作業車側のP.T.O軸9からベルト伝動機構10を介して回転駆動されるように連動構成している。 11は挾持ア−ムであって、回転ドラム8の側面において円周方向所定間隔置きに配設され、ピン軸12周りに揺動開閉可能に枢着している。そして、各挾持ア−ム11は、基端部がカム板13に沿って摺接することにより、先端部がドラム8の外周面に対する接当押圧状態と離間開放状態とに揺動開閉し得るよう関連構成している。
【0009】従って、かかる構成によれば、その回転ドラム8と挾持ア−ム11との協働作用で草を挾持し地面から簡単に引き抜くことができるものである。なお、回転ドラム8の外周面にロ−レット掛け等の滑り止め突起を設けておくと、前記挾持ア−ム11とによって挾持された雑草の抜けがなくなり、より確実な除草が可能となる。
【0010】また、前記前支脚3と後支脚4は、長孔14及び係止具15を介して前後方向に揺動調節可能で、且つ、支脚3,4自体の長さも長孔16及び係止具17を介して伸縮調節可能に構成している。かかる構成により、ドラム8の対地高さを任意に調節することができ、草丈に応じた適正位置の雑草挾持が可能となる。
- 【公開番号】特開平5−68460
【公開日】平成5年(1993)3月23日
【発明の名称】除草機
- 【出願番号】特願平3−236115
【出願日】平成3年(1991)9月17日
【出願人】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
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