スポンサード リンク
押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置
スポンサード リンク
- 【要約】
【目的】 フィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置において,潤滑材をフィクスド・ダミーブロックに押付ける直線運動部と,潤滑材をフィクスド・ダミーブロックの端面に対面した位置と端面に対面しない外部の位置の間を移動するスイング部とを構造的に切り離し,構造を単純化するとともに,潤滑材塗布部が適度の押圧でフィクスド・ダミーブロックに接する。
【構成】 エアーブレーキ付き摺動用シリンダを設けた直線運動部と潤滑材塗布部をスイング部であるアームに取付け,かつ,固形潤滑材用の保持部材をアームの先端部に対して軸線方向に摺動自在に設け,保持部材とアームの先端部間に,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックに押付けるスプリングと,保持部材の位置検出用の位置検出装置を設け,位置検出装置が保持部材とアームの先端部間の所定の接近距離を感知したときに,前記エアーブレーキ付き摺動用シリンダによるアームの前進動作を停止させるシーケンス装置を備えた。
スポンサード リンク
- 【特許請求の範囲】
【請求項1】 押出プレスのフィクスド・ダミーブロックの先端面に対して,焼き付き防止用固形潤滑材を塗布するに際し,その固形潤滑材を保持する保持部材を回転自在に,かつ,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックの端面に押付け得るように保持部材を軸線方向に前後進自在に設けた直線運動部と,さらに,回動アームで保持部材をフィクスド・ダミーブロックの端面に対面した位置と端面に対面しない外部の位置の間で移動可能に設けたスイング部とからなる押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置において,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックの先端面に押付ける前記軸線方向へ移動可能に,エアーブレーキ付き摺動用シリンダを設けた直線運動部をスイング部であるアームに取付け,かつ,固形潤滑材用の前記保持部材をアームの先端部に対して前記軸線方向に摺動自在に設け,保持部材とアームの先端部間に,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックに押付けるスプリングと,保持部材の位置検出用の位置検出装置を設け,位置検出装置が保持部材とアームの先端部間の所定の接近距離を感知したときに,前記エアーブレーキ付き摺動用シリンダによるアームの前進動作を停止させるシーケンス装置を備えたことを特徴とする押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置。
- 【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,押出プレスの押出ステムの先端部に固定されていて,押出プレスで押出される高温のビレットに接するフィクスド・ダミーブロックの端面に,固形潤滑材を焼付防止用として塗布する潤滑装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より,押出プレスのフィクスド・ダミーブロックの端面潤滑装置としては,例えば,特開平3−146214号公報に記載されているような装置がある。図4を用いてこの従来例を説明する。フィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置は,押出プレス内のタイバ1の一部に取付けられており,潤滑材塗布部41,直線運動部42,スイング部43から構成されている。
【0003】潤滑材塗布部41は,固形潤滑材10,スプリング16,モータ17,固形潤滑材10を保持するための保持部材18,プレート19およびヘッド部41a等からなり,直線運動部42は,摺動用シリンダ15,軸受箱22,ガイドロッド23およびガイドロッド支持板25,25a等からなり,また,スイング部43は,スイング用シリンダ12,ラック13およびピニオン14等から構成されている。
【0004】まず潤滑材塗布部41の構成について詳細に述べる。柱状の固形潤滑材10が複数個の筒状の保持部材18に挿入され,保持部材18はプレート19にボルト締めで取付けられている。プレート19はスプリング16を介してヘッド部41aに取付けられており,固形潤滑材10とフィクスド・ダミーブロック5の当りを和らげている。さらに,アーム11のヘッド部41aにはモータ17が取付けられており,プレート19をモータ17によって回転させることにより,固形潤滑材10がステム4の先端部に取付けたフィクスド・ダミーブロック5の端面に塗布されるようになっている。
【0005】また,本潤滑装置の直線運動部42は,潤滑材塗布部41とは,アーム11を介して直線運動用の軸受箱22に固着されている。スイング部43と直線運動部42は直接接続されていないが,2本の平行なガイドロッド23の両端に設けられたガイドロッド支持板25,25aのうち,摺動用シリンダ15側に設けられたガイドロッド支持板25aとピニオン14とは固定支持板26を中心にして両側に同軸に配されており,ピストンロッド15aを挿通する形で回転自在に設けられている。
【0006】摺動用シリンダ15のピストンロッド15aは,これらピニオン14,固定支持板26およびガイドロッド支持板25aの中心軸部を二重管的に挿通した後,直線運動用の軸受箱22の側端面に固設されており,摺動用シリンダ15に作動用エアを導入することによって直線運動の軸受箱22はガイドロッド23上を軸方向に前後進させ得るようになっている。この直線運動の軸受箱22のガイドロッド23上の前後の動きは,摺動用シリンダ15に設けられたスイッチ付シリンダによって規制されるようになっている。
【0007】一方,ピニオン14はラック13と噛合しており,ラック13の端面はスイング用シリンダ12のピストンロッド先端部に固設されているため,スイング用シリンダ12へ作動用エアを導入することでラック13を直線運動部42のガイドロッド23と直角方向に前後進させ,ラック13と噛合したピニオン14が回動することで最終的にアーム11と潤滑材塗布部41を左右にスイングすることになる。今,摺動用シリンダ15のヘッド側に作動用エアを導入すると潤滑材塗布部41はフィクスド・ダミーブロック5部から離間し,逆に,ピストンロッド側に作動用エアを導入すると,図4に示すように,潤滑材塗布部41はフィクスド・ダミーブロック5に接近することになる。
【0008】このように構成されたフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置の動作について説明する。フィクスド・ダミーブロック5でビレットを押出す前,すなわち,ダミーブロック5が後退限にある時,スイング用シリンダ12の作動により潤滑材塗布部41をアーム11を介して回転させてフィクスド・ダミーブロック5の芯線上まで移動させる。次に,作動用エアを摺動用シリンダ15のピストンロッド側に導入すると,潤滑材塗布部41をフィクスド・ダミーブロック5の表面に近づけると同時に,モータ17を回転させて固形潤滑材10をダミーブロック5に押付けて塗布する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このような従来の潤滑装置によって潤滑材を塗布する場合,必ずしも満足すべきものではなかった。すなわち,図4に示す装置では,2本のガイドロッド23は軸受箱22のガイドの役目をハたすと同時に,ピニオン14の回転を軸受箱22に伝え,アーム11を介して重量物の潤滑材塗布部41をスイングさせなければならない。その上,ガイドロッド23部は,直線運動部の摺動用シリンダ15のピストンロッド15aが,ピニオン14の軸心部を二重管的に挿通し軸受箱22の側端面に固設されなければならないなど,構造が複雑になる。また,ガイドロッド23やピストンロッド15aの軸径は,構造上の制約により,あまり大きく出来ないので,回転によってひねられた時たわむ恐れがあり,作動や停止位置がくるうことがある。
【0010】さらに,直線運動部の摺動用シリンダ15が汎用性のエアーシリンダのため,エア源を切っても,潤滑材塗布部41は慣性力によって急停止出来ず,スプリング16の圧縮限界たわみを越えてフィクスド・ダミーブロック5に接近しすぎ,押圧力も大きくなり,固形潤滑材10がフィクスド・ダミーブロック5に必要以上にべとべとに塗られ,その結果,潤滑材10が製品の中に巻込まれ,製品が悪くなり,かつ,潤滑材10の消費量も多くなり,不経済である。
【0011】したがって,本発明は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,フィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置において,直線運動部とスイング部とを構造的に切り離し,構造を単純化して強度を持たせるとともに,潤滑材塗布部が適度の押圧でフィクスド・ダミーブロックに接する装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成するためになされたもので,押出プレスのフィクスド・ダミーブロックの先端面に対して,焼き付き防止用固形潤滑材を塗布するに際し,その固形潤滑材を保持する保持部材を回転自在に,かつ,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックの端面に押付け得るように保持部材を軸線方向に前後進自在に設けた直線運動部と,さらに,回動アームで保持部材をフィクスド・ダミーブロックの端面に対面した位置と端面に対面しない外部の位置の間で移動可能に設けたスイング部とからなる押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置において,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックの先端面に押付ける前記軸線方向へ移動可能に,エアーブレーキ付き摺動用シリンダを設けた直線運動部をスイング部であるアームに取付け,かつ,固形潤滑材用の前記保持部材をアームの先端部に対して前記軸線方向に摺動自在に設け,保持部材とアームの先端部間に,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックに押付けるスプリングと,保持部材の位置検出用の位置検出装置を設け,位置検出装置が保持部材とアームの先端部間の所定の接近距離を感知したときに,前記エアーブレーキ付き摺動用シリンダによるアームの前進動作を停止させるシーケンス装置を備えたものである。
【0013】
【作用】フィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置において,潤滑材塗布部をフィクスド・ダミーブロックに近接させる直線運動部をスイング部の軸から切り離し,アームに設けたので,スイング部の軸は剛性の高い太い1本の軸とすることができ,軸の構造が単純になる。また,スイング部の重量も軽くなり,制御がやりやすい。また,潤滑材塗布部のスプリングが適度の圧縮長さになった時,位置検出装置が作動し,直線運動部のシリンダが停止し,しかも,このエアシリンダはブレーキ付きなので急停止が可能であり,潤滑材塗布部のフィクスド・ダミーブロックを押付ける力は適度の押圧力を保持する。
【0014】
【実施例】以下,本発明を,図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図3は本発明に係る押出プレスでの1実施例を示し,図1はフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置とブレーキ付きエアシリンダ装置を押出プレスに取付けた場合の全体図,図2は図1のA−A線矢視図,図3は図1の押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置の斜視図を示す。
【0015】図1における押出プレスにおいて,符号1はタイバ,2はエンドプラテン,3はガイドフレーム,20はラムシリンダ,8はダイスである。本装置は,コンテナ6内のビレット7をラムシリンダ20のステム4の先端に取付けられたフィクスド・ダミーブロック5で押出す構造となっている。
【0016】押出プレスのタイバ1にフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置9が取付けられている。フィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置9は,潤滑材塗布部41,直線運動部42,スイング部43およびブレーキ付きエアーシリンダ装置40等から構成されている。潤滑材塗布部41は,固形潤滑材10,スプリング16,モータ17,保持部材18,プレート19,アーム11の先端のヘッド部41a,および,近接スイッチ21等からなり,さらに,直線運動部42は摺動用シリンダ15,直線運動部材22a,ガイド23aからなっており,この直線運動部材22aとガイド23aのスライド部には図示されていないリニアベアリングを採用したことで直線摺動の必要動力を低減している。
【0017】また,スイング部43は,スイング用シリンダ12,ラック13およびピニオン14,軸受箱22,太い1本のロッド27および軸受24からなっている。さらに,ブレーキ付きエアーシリンダ装置部40では,摺動用シリンダ15にブレーキ付きエアーシリンダを用い,エアー回路には,前進,後退用の電磁切替弁40a,40b,ブレーキ作動用の電磁切替弁40c,消音器40d,チェック弁40e等が用いられている。
【0018】まず,潤滑材塗布部41の構成について詳細に述べる。図4に示すように,柱状の固形潤滑材10が複数個の筒状の保持部材18に挿入され,保持部材18はプレート19にボルト締めで取付けられている。プレート19は,ヘッド部41aに取付けられているモータ17のモータ軸17aの先端部に,スプライン17bを介して,モータ軸17aとは一体に回転するが,軸線方向には摺動し得るように取付けられている。また,プレート19とヘッド部41aの間には,スプリング16が設けられている。すなわち,プレート19は,スプリング16を介してヘッド部41aに取付けられた形になっており,潤滑材10とフィクスド・ダミーブロック5の当りを和らげ得るようになっている。17cはモータ軸17bの頭部のストッパである。
【0019】また,プレート19がフィクスド・ダミーブロック5に接近しすぎて柱状の固形潤滑材10がつぶれる事を防止するために,プレート19には近接スイッチ21が設置してあり,また,ヘッド部41a側には棒41bが設けられており,スプリング16が所定量だけ圧縮されると近接スイッチ21がヘッド部41a側からの押付力を感知して,電磁切換弁40cを励磁して,作動停止用のエアを摺動用シリンダ15に供給し,ピストンロッド15aを締付けてその前進を停止できるようになっている。
【0020】なお,本実施例ではヘッド部41aの裏側にモータ17が直接取付けられており,プレート19をモータ17によって直接回転させる構造となっているが,これは,場合によっては,小型のエア式モータ17をアーム11の中間部に取付け,図4のモータ軸16の位置に設けた回転軸の後端部であるヘッド部41aの裏側に歯車を設けて,モータ17の回転力をチェーンで伝達してもよい。小型軽量のエア式モータ17をアーム11の根本に近い部分に取付ければ,全体を軽くすることができ,比較的小さな力でスムースに動かすことができる。いずれにせよ,柱状の固形潤滑材10がフィクスド・ダミーブロック5の端面に万遍なく均一に塗布されるようになっている。
【0021】本潤滑装置9の摺動用シリンダ15等からなる直線運動部42は,摺動自在な軸受箱22に一体に設けたアーム28に取付けられており,潤滑材塗布部41側のアーム11とは,直線運動部材22aを介して取付けられている。アーム28の先端部に設けた2個並列に設けた角筒形のガイド23a内には,直線運動部材22aが摺動自在に設けられており,この直線運動部材22aの前後方向の動きは,摺動用シリンダ15のピストンロッド15aおよび摺動用シリンダ15のロッド側に設けられたブレーキ室部15bの作動によって規制されるようになっている。そして,摺動用シリンダ15内のピストンが摺動用シリンダ15内を軸方向に前後に移動する際,プレート19部の近接スイッチ21がスプリング16のあらかじめ設定されていた圧縮位置を感知することで,ピストンの位置を検出し,ヘッド部41aの動きを規制するようになっている。なお,摺動用シリンダ15にはブレーキ付きエアーシリンダ装置が用いられているので,ヘッド部41aは適格な場所で停止する。
【0022】スイング部43はスイング用シリンダ12の作動でラック13およびピニオン14が作動し,ピニオン14と同軸のロッド27が回転する。ロッド27は1本の剛性の高い軸で,両端部を軸受24で軸支されている。また,ロッド27の回転は図示されていないキーによって軸受箱22に伝えられ,軸受箱22をスイングさせる。そして,この軸受箱22がスイングすれば,アーム28,11を介して潤滑材塗布部41が左右にスイングすることになる。
【0023】このように構成されたフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置9の動作について説明する。フィクスド・ダミーブロック5でビレット7を押出す前,すなわち,ダミーブロック5が後退限にある時,スイング用シリンダ12の作動により,潤滑材塗布部41を,アーム28,11を介して回転させて,フィクスド・ダミーブロック5の芯線上まで移動させる。
【0024】次に,作動用エアを摺動用シリンダ15のピストンロッド側に導入すると,潤滑材塗布部41をフィクスド・ダミーブロック5の表面に近づけると同時に,モータ17を回転させて固形潤滑材10を回転させながらダミーブロック5に押付けて潤滑材を均一に粘着させる。このとき,固形潤滑材10は一定方向に回転している状態で押付けられるので,均一に塗布される。
【0025】なお,潤滑材塗布部41をフィクスド・ダミーブロック5に押付る押付力は,スプリング16の押付力のみで一定であるので,固形潤滑材10がフィクスド・ダミーブロック5に過剰に付くことはない。すなわち,スプリング16の力よりも大きい力を出す摺動用シリンダ15を作動させて,固形潤滑材10をフィクスド・ダミーブロック5へ押付けたとき,スプリング16が少し縮み,近接スイッチ21が作動したところで前進を止めるので,押付力はほぼ一定の適宜な大きさに保たれる。
【0026】あとは,固形潤滑材10の塗布時に固定潤滑材10が減っても,スプリング16の力だけで押付けて塗布する。なお,この近接スイッチ21などの位置検出装置がないと,摺動用シリンダ15の作用で押付けることになるので,押付力が大きくなり過ぎることになり,好ましくない。また,位置検出装置を設けて摺動用シリンダ15を停止させるようにしても,移動の慣性でスムースに止まらず,固形潤滑材10が必要以上に押付けられることにもなるので,これをなくすためにも,位置検出装置が作動したら,摺動用シリンダへの前進用のエアの供給を止めるとともに,ブレーキ室部15bにエアを供給し,ブレーキを作動させ,ピストンロッド15aを締付けて,機械的にも前進を止めるようにした。なお,位置検出装置としては,近接スイッチ21の代りに,他のセンサ,例えば,リミットスイッチ,磁気検知センサ等を用いることもできる。
【0027】固形潤滑材10の塗布が終れば,摺動用シリンダ15を作動させて,潤滑材塗布部41を少し後退させて固形潤滑材10をフィクスド・ダミーブロック5の端面から離し,次に,モータ17の回転を止めるとともに,スイング用シリンダ12を作動させて,潤滑材塗布部41をスイングさせ,押出作業の邪魔にならない位置に移動させる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように,本発明においては,特許請求の範囲に記載したような構成にし,従来の技術と異なって,固形潤滑材をフィクスド・ダミーブロックに近づけたり遠ざけたりする直線運動部と,ヘッド部をスイングさせるスイング部を切り離した構造にしたので,スイング部のロッドの構造が複雑にならず,剛性の高い1本の太いロッドが使用でき,丈夫であり,スイング時にたわみが生じる恐れがない。そして,作動が円滑で確実である。また,直線運動部のエアーシリンダにブレーキ付きエアーシリンダを採用し,潤滑材塗布部のプレートに近接スイッチを設置し,その近接スイッチが固形潤滑材のフィクスド・ダミーブロックに対する過度のスプリングの押圧力を感知すれば,ブレーキ付きエアーシリンダは作動を停止するので,常に,潤滑材塗布部が適度の押圧力でフィクスド・ダミーブロックに接することができる。しがたって,常に均一な潤滑材の塗布が確実容易に行うことができる。
- 【公開番号】特開平7−88539
【公開日】平成7年(1995)4月4日
【発明の名称】押出プレスのフィクスド・ダミーブロック端面潤滑装置
- 【出願番号】特願平5−237901
【出願日】平成5年(1993)9月24日
【出願人】
【識別番号】000000206
【氏名又は名称】宇部興産株式会社
- ※以下のタグをホームページ中に張り付けると便利です。
-
当サイトではIPDL(特許電子図書館)の公報のデータを著作権法32条1項に基づき公表された著作物として引用しております、
収集に関しては慎重に行っておりますが、もし掲載内容に関し異議がございましたらお問い合わせください、速やかに情報を削除させていただきます。