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い草苗自動カセット詰め機のい草苗供給搬送装置
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- 【要約】
【目的】 い草苗自動カセット詰め機の供給部に容易に供給することができるとともに安定して正確に搬送できるようい草苗をベルト上に有効に供給可能とする。
【構成】 い草苗1の根部1a側と茎葉部1b先端側をそれぞれ載置して搬送することができる根部側搬送ベルト3と茎葉部先端側搬送ベルト4を、い草苗1が水平かまたは水平に近く傾斜する姿勢で載置されて搬送できるように平行状に水平方向に延出するとともに、前記両搬送ベルト3,4の途中部の上方から両挾持搬送ベルト9,10をそれぞれ延設して、それらの終端部から搬出されるい草苗1を姿勢変更させながらカセット2内に詰め込み可能に構成したい草苗自動カセット詰め機において、前記根部側搬送ベルト3は、1株分の前記い草苗1の根部1a側を載置することができるとともに、平面視4角状で厚さのあるスポンジ製の各苗載台3aを、平ベルト3bの外周面にそれぞれ近接させて接着し構成したものである。
- 【特許請求の範囲】
【請求項1】 い草苗1の根部1a側と茎葉部1b先端側をそれぞれ載置して搬送することができる根部側搬送ベルト3と茎葉部先端側搬送ベルト4を、い草苗1が水平かまたは水平に近く傾斜する姿勢で載置されて搬送できるように平行状に水平方向に延出するとともに、前記両搬送ベルト3,4の途中部の上方から両挾持搬送ベルト9,10をそれぞれ延設して、それらの終端部から搬出されるい草苗1を姿勢変更させながらカセット2内に詰め込み可能に構成したい草苗自動カセット詰め機において、前記根部側搬送ベルト3は、1株分の前記い草苗1の根部1a側を載置することができるとともに、平面視4角状で厚さのあるスポンジ製の各苗載台3aを、平ベルト3bの外周面にそれぞれ近接させて接着し構成したことを特徴とするい草苗供給搬送装置。
【請求項2】 各苗載台3aの上面にはい草苗1の根部1aを落とし込むことができるその上面より低い凹所11をそれぞれ設けてなる請求項1記載のい草苗自動カセット詰め機のい草苗供給搬送装置。
【請求項3】 各苗載台3aの一端側上面の両側部には突起12,12をそれぞれ突設してなる請求項1または2記載のい草苗自動カセット詰め機のい草苗供給搬送装置。
【請求項4】 根部側搬送ベルト3の側方には、該ベルト上に載置するい草苗1の根部1aから延出する根先部1aaを載置させることができる搬送ベルト13を平行に配備してなる請求項1,2または3記載のい草苗自動カセット詰め機のい草苗供給搬送装置。
- 【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗揃えされたい草苗をカセット詰めするために供給部に有効に供給して搬送させることができるい草苗自動カセット詰め機のい草苗供給搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、い草苗の根部側と茎葉部先端側をそれぞれ載置して搬送することができる根部側搬送ベルトと茎葉部先端側搬送ベルトを、い草苗が水平かまたは水平に近く傾斜する姿勢で載置されて搬送できるように平行状に水平方向に延出するとともに、前記両搬送ベルトの途中部の上方から両挾持搬送ベルトをそれぞれ延設して、それらの終端部から搬出されるい草苗を姿勢変更させながらカセット内に詰め込み可能に構成したい草苗自動カセット詰め機において、本出願人が既に出願した特願平6−244596号に見られるように、前記根部側搬送ベルトは、ラグを有してはいるものの薄形の平ベルト状になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1株分のい草苗の根部は塊状となって大きいので、根部側搬送ベルト上に載置して搬送する場合、不安定となって、苗の長手方向の位置がずれたりして乱れやすく、後工程で切断したり姿勢変更させる場合には不揃いとなっておかしくなり、カセットに詰め込み不良になってしまう、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、そのような不具合を解決し、安定して搬送できるようい草苗をベルト上に有効に供給可能とするものであり、そのため、い草苗の根部側と茎葉部先端側をそれぞれ載置して搬送することができる根部側搬送ベルトと茎葉部先端側搬送ベルトを、い草苗が水平かまたは水平に近く傾斜する姿勢で載置されて搬送できるように平行状に水平方向に延出するとともに、前記両搬送ベルトの途中部の上方から両挾持搬送ベルトをそれぞれ延設して、それらの終端部から搬出されるい草苗を姿勢変更させながらカセット内に詰め込み可能に構成したい草苗自動カセット詰め機において、前記根部側搬送ベルトは、1株分の前記い草苗の根部側を載置することができるとともに、平面視4角状で厚さのあるスポンジ製の各苗載台を、平ベルトの外周面にそれぞれ近接させて接着し構成したものである。
【0005】本発明の第2の目的は、さらに安定して搬送できるい草苗をベルト上に有効に供給可能とするものであり、そのため、各苗載台の上面にはい草苗の根部を落とし込むことができるその上面より低い凹所をそれぞれ設けたものである。
【0006】本発明の第3の目的は、凹所に入れた根部の近傍となる茎葉部が搬送中に散乱しないよう有効に支持可能とするものであり、そのため、各苗載台の一端側上面の両側部には突起をそれぞれ突設したものであり、また、本発明の第4の目的は、根部から延長する根先部を切断時に回転刃に巻きつかないよう有効に支持可能とするものであり、そのため、根部側搬送ベルトの側方には、該ベルト上に載置するい草苗の根部から延出する根先部を載置させることができる搬送ベルトを平行に配備したものである。
【0007】
【作用】したがって、各苗載台は1ブロックとなって、厚さのあるスポンジ製のため、1株分のい草苗の根部を容易に供給することができることになり、しかも、い草苗の根部を搬送中に乱れないよう良好に支持することができることになり、ベルトの回動周端部では、各苗載台はつぶれることなく良好に回動しながらい草苗の根部を放出させることができる。
【0008】前記各苗載台の上面にはい草苗の根部を落とし込むことができるその上面より低い凹所をそれぞれ設けると、凹所を根部の位置ずけの目安として合わせながらい草苗を容易に供給することができることになり、しかも、根部が凹所に落ちこんだままい草苗を位置がずれないようにして安定良く搬送することができる。
【0009】前記各苗載台の一端側上面の両側部には突起をそれぞれ突設すると、両突起間に茎葉部を入れながらい草苗を容易に供給できることになって、しかも、両突起により茎葉部が搬送中に散乱しないよう良好に支持できることになり、また、前記根部側搬送ベルトの側方には、該ベルト上に載置するい草苗の根部から延出する根先部を載置させることができる搬送ベルトを平行に配備すると、根部から延長する根先部を切断時に回転刃に巻きつかないよう搬送ベルトにより有効に支持できることになる。
【0010】
【実施例】図1ないし図34は本発明の実施例であるい草苗自動カセット詰め機を示し、図1ないし図4に示すように構成した機体の4隅からは下部にキャスタ26を有する各支脚27を垂設し、機体の正面には機体に内装した図示省略のモータの始動用と停止用のスイッチ8a,8bを配備するとともに、その下方にはモータの逆回転操作スイッチ8を配備し、機体上部の左側端部には、苗揃えされたい草苗1を載置することができるとともに図2に仮想線で示すように機体の側部に収納することができるステー27aにより支持した折りたたみ自在の供給台28を装備し、機体上部の右側端部に設けた排出口29の下方には急傾斜させた排出台30を、図1および図4に仮想線で示すように折りたたみ可能に架設して構成する。
【0011】機体の上部にはい草苗1を水平かまたは水平に近く傾斜する姿勢で供給するとともに搬送することができる横方向の搬入部Aを手前側に配備し、機体の奥側下部には前記搬入部Aの移動方向とは反対方向に移動するカセット2を有して前記搬入部Aと平行になる搬出部Bを配備し、前記搬入部Aの終端側となる前記搬出部Bの始端側の間にはい草苗1を姿勢変更させて搬送することができる受継ぎ搬送部Cを配備し、い草苗1を供給してから図1に矢印イで示すようにUターンさせてカセット詰めができるように構成する。
【0012】前記搬入部Aは、い草苗1の根部1a側と茎葉部1b先端側をそれぞれ載置して搬送することができる根部側搬送ベルト3と茎葉部先端側搬送ベルト4を平行状に横方向に延設するとともに、茎葉部先端側搬送ベルト4の途中からは前記排出口29に向け傾斜させて延設し、根部側搬送ベルト3の途中部位の上方から該搬送ベルト3の終端部の後方へ挾持搬送ベルト9を延設するとともに、前記茎葉部先端側搬送ベルト4の途中部位の上方から該搬送ベルト4の終端部上方へ挾持搬送ベルト10を延設して構成するが、図21に示すように、前記根部側搬送ベルト3と茎葉部先端側搬送ベルト4を、い草苗1が根部1a側を下方にして約20度の角度θ1 で傾斜するように斜設して構成する。
【0013】前記根部側搬送ベルト3は、1株分のい草苗1の根部1a側を載置することができるとともに平面視4角状で厚さのあるスポンジ製の各苗載台3aを、平ベルト3bの外周面に近接させてそれぞれ接着して構成し、各苗載台3aの一端側寄り上面には、い草苗1の根部1aを落とし込むことができるその上面より低い凹所11をそれぞれ設けるとともに、他端側上面の両側部には小さい両突起12,12をそれぞれ突設して構成するが、凹所11の一端側となる苗載台3aの一端側を、苗のすべり落ちを防止できるように他の部分のスポンジより硬くなるスポンジ製にして構成しても良い。
【0014】前記両挾持搬送ベルト9,10の挾持搬送途中となるそれぞれの一端側寄り部位には、上方が低速で下方が高速となって回転刃である根側切断刃14aa,14bbと茎葉側切断刃14a,14bをそれぞれ配備し、該茎葉側切断刃14a,14bは茎葉部先端側搬送ベルト4に接近したり離れたりする少なくとも2つ位置に取付位置変更可能に設けるが、図9および図10に示すように、スプロケット32より入力する回転軸33に嵌着する両ホルダ34a,34bの一方に切断刃14a,14bをそれぞれ取付けて取付位置を変更できるようにする。
【0015】前記搬出部Bの始端部に架設した苗載板16の上方には、間欠運動して垂立したい草苗1の茎葉部1b先端側を挾持しながら搬送できる両搬出ベルト6a,6bを配備し、図19に示すようにい草苗1の茎葉部1b先端側を挾持して搬送することができる両受継ぎ搬送ベルト5a,5bからなる受継ぎ搬送部Cを前記搬入部Aの終端側と前記両搬出ベルト6a,6bの挾持始端部の上方との間に斜設するが、図21に示すように、両受継ぎ搬送ベルト5a,5bの傾斜上位側を、傾斜する前記茎葉部先端側搬送ベルト4の下方側にのぞませるとともに、両受継ぎ搬送ベルト5a,5bが約35度の角度θ2 で傾斜するように斜設して構成する。
【0016】前記両搬出ベルト6a,6bの挾持始端部の下方位から挾持間の下方位を経て両搬出ベルト6a,6bの挾持終端部の後方位まで垂立したセンターガイド板17を延設するとともに、該センターガイド板17の前部を前記両受継ぎ搬送ベルト5a,5bの傾斜上位側となるその下方位に接近するように延出して、その始端部17aには、垂立姿勢に変更させられて搬送されるい草苗1の根部1aが当接することにより自動的に左右に変更してい草苗1の根部1aをセンターガイド板17の左右側に交互に振り分けることができる振り分け体22を架設するが、両受継ぎ搬送ベルト5a,5bに直交する方向の支点軸23中心に回動できる振り分け体22の反対方向に延長部22aを延設し、該延長部22aの下部が両側のアジャスタ付きストッパー35a,35bに衝合するまで回動できるようにして構成する。
【0017】前記両搬出ベルト6a,6bの下方には平行となる両側板36a,36bを苗載板16上に立設し、両側板36a,36bの途中部位に形設した透孔37には、両側板36a,36b間にい草苗1の根部1aが詰まるのを検出してマイクロスイッチ38を作動させてモータを停止させることができるセンサ39,39をそれぞれのぞませ、また、前記苗載板16の端部の下方には後述の押圧体7の上面に下端が接近する垂立した平面板16aを垂設し、前記センターガイド板17の終端部の両横側方には同一の支軸18中心に回動して上下動する両苗揃え板19a,19bを架設し、両搬出ベルト6a,6bの終端側後方の上部には、該両搬出ベルト6a,6bにより繰り出されるい草苗1の茎葉部1b先端側が当たる横方向の棒製姿勢矯正部材20を架設して構成する。
【0018】前記苗載板16の下方から機体の左側端部にかけて延長する平行2本のレール40a,40bにはカセット台41の下部に軸架したローラ42,42を接合させ、両レール40a,40b間の両端側に軸架されて一方が一方向クラッチを有するとともに回転にブレーキがかかるスプロケット51と他方のスプロケットにはチェン52を掛装するとともに、カセット台41下部の連結片43を前記チェン52の一部に連繋し、また、図27に示すようにカセット台41上に取付けた樹脂製台44上には開閉蓋45のヒンジ46,46の近傍となるカセット2の底部を載置できるようにして、カセット台41の他端側より延出する延長台41aの一方側面の上方外側部には突片47を固設するとともに、延長台41aの他方側面から延設した板ばね48の下部には、カセット2内の開閉蓋45ロック用のロック棒49を係合できるようにして、カセット台41の一端側にはカセット2を載せるとカセット2の一端側を閉じることができる蓋50を設けて構成する。
【0019】前記カセット2内で押し引き作動する押圧体7の前面中央には先端面7aaに円弧状の大きな丸みを有した突出部7aを形設するとともに、該突出部7aの両側面の後部より前面側の両横側部にかけてはテーパー面7b,7bをそれぞれ形設し、押圧体7の上部に連結した支持枠53の両端部には、前記苗載板16の下方に設けたレール54a,54bにそれぞれ嵌合する2つずつのベアリング製ローラ55を軸架し、支持枠53の一端側に連結したロッド56の押し引きにより押圧体7が押し引き作動するようにして構成する。
【0020】前記両搬出ベルト6a,6bの駆動軸57a,57bの上端部を相互に逆転するようスプロケットチェン58を介して連動連繋し、一方の駆動軸57aにはアーム59のボスを一方向クラッチを介装して嵌着し、また、前記センターガイド板17の終端部の横外側方にはい草苗1の横倒れ防止用のサイドガイド板60を架設するが、前記カセット2が移動して前記突片47が当たると自動的に外方に開くようにして構成する。
【0021】各ベルトに伝動する伝動経路の途中となる伝動ベルト61によって回転させる回転軸62にはカム板63を嵌着し、該カム板63の外周には前記ロッド56を連動連繋し、カム板63の外周に圧接されて運動するローラ65の動きを、前記アーム59および両苗揃え板19a,19bに伝達できるようにして構成するが、前記押圧体7は約1秒間に1回、往復動するようにして構成する。
【0022】したがって、機体の上部側となる搬入部Aの始端側にい草苗1を供給すると、そのまま搬送されて終端側では受継ぎ搬送部Cによりい草苗1の姿勢を変更させながら、搬入部Aに平行となる搬出部Bのカセット2内に詰め込むことができることになり、い草苗1を供給するオペレータは、そのカセット2を監視しながらカセット詰めを作業性良く行うことができることになり、その場合、搬入部Aに供給するい草苗を順次、ベルト搬送して良好に姿勢変更しながら乱れることなく整然とカセット2に詰め込むことができる。
【0023】機体内の搬送部にごみが詰まった場合や、作業終了後に、逆回転操作スイッチ8を押すと、前記ベルトを逆回転させて、搬送部に引っかかっているごみを搬入部Aに逆送させながら取り出すことができる。
【0024】各苗載台3aは1ブロックとなって、厚さのあるスポンジ製のため、1株分のい草苗1の根部1aを容易に供給することができることになり、しかも、い草苗1の根部1aを搬送中に乱れないよう良好に支持することができることになり、ベルトの回動周端部では、各苗載台3aはつぶれることなく良好に回動しながらい草苗1の根部1aを放出させることができることになり、また、凹所11を根部1aの位置ずけの目安として合わせながらい草苗1を容易に供給することができることになり、しかも、根部1aが凹所11に落ち込んだままい草苗1を位置ずれしないようにして安定良く搬送することができることになる。
【0025】また、両突起12,12間に茎葉部1bを入れながらい草苗1を容易に供給できることになって、しかも、両突起12,12により茎葉部1bが搬送中に散乱しないよう良好に支持できることになる。
【0026】い草苗1が約20度、傾斜するように、根部側搬送ベルト3と茎葉部先端側搬送ベルト4上に供給することになるので、軟弱で長いい草苗1を乱れないように容易に供給することができることになり、また、両受継ぎ搬送ベルト5a,5bを約35度に傾斜させたので、約20度に傾斜して搬送されてくるい草苗1の茎葉部1b側を受継いで搬送しながら、い草苗1を垂立姿勢に無理なく良好に変更させることができることになって、垂立したい草苗1を両搬出ベルト6a,6bにスムーズに供給することができることになり、また、両受継ぎ搬送ベルト5a,5bの挾持始端部が、切断刃により切断されたい草苗1の茎葉部先端側を良好に受継いで挾持することができることになる。
【0027】茎葉側切断刃14a,14bは搬送中に図18に示すように茎葉部先端1bbを、また、根側切断刃14aa,14bbは根側先端1aaをそれぞれ切断するが、茎葉側切断刃14a,14bを図9および図10に示すように取付位置を変更すると、茎葉部先端側のカット長さを調節することができることになって、最適に植付ける長さにすることができる。
【0028】両搬出ベルト6a,6bにより繰り出されてセンターガイド板17の左右側でカセット2内に落入しようとするい草苗1の根部1aが押圧体7の上方に載った場合、押圧体7が引っ込む際には、い草苗1の根部1aは苗載板16の端部の平面板16aに当たり、押圧体7がさらに引っ込むと、そのままカセット2内に落入することになり、また、両搬出ベルト6a,6bによりセンターガイド板17の両側方に繰り出される左右側のい草苗1は、支軸18中心に回動しながら上下動する両苗揃え板19a,19bにより上方から一様に押さえられて苗揃えが行われることになり、しかも、両搬出ベルト6a,6bにより放出されるい草苗1の茎葉部1b先端側が姿勢矯正部材20に当たって、カセット2内に放出される前にい草苗1の姿勢が矯正されることになって有効にカセット詰めが行われることになる。
【0029】両搬出ベルト6a,6bの終端部から繰り出されるい草苗1がカセット2内に落入して、カセット2内を押し方向に移動する押圧体7の前面がい草苗1を押圧する際には、カセット2内の横幅方向中央側寄りに落入してくるい草苗1に対し、押圧体7前面の突出部7aの大きな丸みがある円弧状の先端面7aaが当たり、従来のようにい草苗1を傷つけたり痛めたりすることなく、良好に押圧することができることになって、その突出部7aの左右側に当たるい草苗1をテーパー面7b,7bによりカセット2内の横幅方向左右側にそれぞれ誘導することができることになる。
【0030】また、押圧体7は振動も少なくしかも騒音も小さくて、す早く約1秒間に押し引き作動しながら、い草苗1の詰まり具合を安定させながらしかも苗が痛まないよう有効にカセット詰めができる。
【0031】搬入部Aより搬送されてくるい草苗1の茎葉部1bを両受継ぎ搬送ベルト5a,5bが挾持して搬送しながらい草苗1を垂立した姿勢に変更させる際に、い草苗1の根部1aは支点軸23中心に回動する振り分け体22により1株ずつセンターガイド板17の左右側に交互に振り分けられることになり、搬出ベルト6a,6bにより搬出されるい草苗1の根部1aはセンターガイド板17の左右側からそのままカセット2内の横幅方向左右側にそれぞれ案内されて落入することになり、押圧体の押圧作動によりカセット2内の横幅方向の左右側に均一層となるようカセット詰めができる。
【0032】また、両受継ぎ搬送ベルト5a,5bがい草苗1を垂立する姿勢に変更させ始めるところで、い草苗1の根部1aを振り分け体22に確実良好に当てることができることになって、しかも、い草苗1の茎葉部1aを強力に挾持するところで、正確に振り換え案内することができることになる。
【0033】図35は本発明の他の実施例を示し、前記実施例とは同一符号で示すように略同様に構成するが、根部側搬送ベルト3の側方には、該ベルト上に載置するい草苗1の根部1aから延出する根先部1aaを載置させることができる搬送ベルト13を接近させるとともに平行にして、根部側搬送ベルト3と同じ速度で回転するように配備したものであり、根部1aから延長する根先部1aaを、回転刃である切断刃14aa等により切断する際に切断刃側に巻きつかないよう搬送ベルト13により有効に支持できることになる。
【0034】図36は前記実施例の両受継ぎ搬送ベルト5a,5bの支持側を示したものであり、両ベルト5a,5bの内周面の幅方向中央位にはV字状の突条66を一体的に形設し、両ベルト5a,5bをそれぞれ掛装する各ローラ67の外周面の幅方向中央位に形設したV字状の周溝68に、両ベルト5a,5bの内周面とローラ67の外周面との間に隙間ができるように突条66を嵌合させたものであり、両ベルト5a,5bは横ずれやスリップしないでい草苗を有効に挾持して搬送できることになる。
【0035】
【発明の効果】このように本発明は、根部側搬送ベルト3の各苗載台3aはそれぞれ1ブロックとなって、厚さのあるスポンジ製のため、1株のい草苗1を供給する目安にすることができるとともに容易に供給することができることになり、しかも、い草苗1の根部1aを搬送中に乱れないよう良好に支持することができることになり、ベルトの回動周端部では、各苗載台3aはつぶれたり大きく変形することなく良好に回動することができることになってい草苗1の根部1aを良好に放出できることになり、好適に実施できる特長を有する。
【0036】前記各苗載台3aの上面にはい草苗1の根部1aを落とし込むことができるその上面より低い凹所11をそれぞれ設けると、凹所11を根部1aの位置ずけの目安として合わせながらい草苗1を容易に供給することができることになり、しかも、根部1aが凹所11に落ち込んだままい草苗1を位置がずれたり乱れたりすることなく安定良く搬送することができる。
【0037】前記各苗載台3aの一端側上面の両側部には突起12,12をそれぞれ突設すると、両突起12,12間に茎葉部1bを入れながらい草苗1を容易に整然と苗載台3a上に供給できることになって、しかも、両突起12,12により茎葉部1bが搬送中に散乱しないよう良好に支持できることになる。
【0038】前記根部側搬送ベルトの側方には、該ベルト上に載置するい草苗の根部から延出する根先部を載置させることができる搬送ベルトを平行に配備すると、苗載台3a上に載置されるい草苗1の根部1aから延出する根先部を切断時に回転刃に巻きつきないよう搬送ベルト13により有効に支持することができる。
- 【公開番号】特開平9−19
【公開日】平成9年(1997)1月7日
【発明の名称】い草苗自動カセット詰め機のい草苗供給搬送装置
【発明者】
【氏名】山本 二教
- 【出願番号】特願平7−172908
【出願日】平成7年(1995)6月14日
【出願人】
【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
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