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正逆転耕耘装置
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- 【要約】
【目的】正逆転耕耘装置において、センタードライブケース3の幅を狭くし、この底部の下方への突出を小さくする。
【構成】センタードライブケース3内に、正転軸1と逆転軸2とを内外二重形態として軸装する。
- 【特許請求の範囲】
【請求項1】 正転軸1と逆転軸2とを内外二重軸形態でセンタードライブケース3内に軸装し、このセンタードライブケース3の下端部には、左右外側部に耕耘爪4を配する正転ロータのロータ軸5とセンタードライブケース3の外側に接近して耕耘爪6を配する逆転ロータのロータ軸7とを、内外二重軸形態として軸装すると共に、これら正転軸1や逆転軸2とロータ軸5,7との間を、ベベルギヤ8〜12で連動してなる正逆転耕耘装置。
- 【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、正転耕耘爪と逆転耕耘爪とを有する正逆転耕耘装置に関する。耕耘装置の小形軽量化を図る。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】特開平5−56703号公報の技術では、センタードライブケース9には単一の伝動軸9aが設けられるが、ロータ軸11,22を正転と逆転に伝動するために、これらロータ軸11,22の周りにカウンタギヤ軸77及びこの伝動ケース部を設ける。
【0003】この発明は、このようなロータ軸周りの伝動ケース部をできるだけ小径にして、小形軽量化を図るにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、正転軸1と逆転軸2とを内外二重軸形態でセンタードライブケース3内に軸装し、このセンタードライブケース3の下端部には、左右外側部に耕耘爪4を配する正転ロータのロータ軸5とセンタードライブケース3の外側に接近して耕耘爪6を配する逆転ロータのロータ軸7とを、内外二重軸形態として軸装すると共に、これら正転軸1や逆転軸2とロータ軸5,7との間を、ベベルギヤ8〜12で連動してなる正逆転耕耘装置の構成とする。
【0005】
【作用、及び発明の効果】センタードライブケース3内の正転軸1と逆転軸2とを伝動回転することにより、ベベルギヤ8〜11を介してロータ軸5が正回転されると共に、ロータ軸7が逆回転される。これによってセンタードライブケース3の左右両側部近くでは耕耘爪6が逆回転され、外側方では耕耘爪4が正回転される。
【0006】このような正逆転耕耘装置にあっては、センタードライブケース3は、内部の正転軸1と逆転軸2とが内外二重軸形態であるため、大きい外径とはならず、しかもこの二重軸形態によってセンタードライブケース3の構成も補強される。又、このセンタードライブケース3の下端部のロータ軸5,7回りもこれらに固着される伝動用のベベルギヤ9,11,12等を覆うベベルギヤケース径の構成とするだけであるから、下方への突出径も小さくでき、短い耕耘爪4,6により耕深を大きく維持でき、小形軽量の正逆転耕耘装置を得るものである。
【0007】
【実施例】ハンドトラクタは、伝動ケース26の左右に車輪13を軸装14して、前部に搭載のエンジンEの駆動によって、ベルトケース15内の伝動ベルトから伝動ケース26内のギヤ機構乃至チェン機構等を経て伝動し走行できる。センタードライブケース3を後下方へ向けて設け、この下端部に耕耘装置16を設け、伝動ケース26の上部から正転軸1及び逆転軸2を各々連動して耕耘装置16の耕耘爪4を正回転駆動し、耕耘爪6を逆回転駆動することができる。17は操縦ハンドルである。
【0008】センタードライブケース3は、丸パイプ乃至楕円パイプ断面形態で、上端部は伝動ケース26の上部に連結し、下端部にはベベルギヤケース18を有する。このベベルギヤケース18に該パイプ状の逆転軸3の下端部をベアリング19で軸受けし、この逆転軸3の内側に正転軸2の下端部をニードルベアリング20で軸受けしている。又、該正転軸1に対して直交する方向のパイプ状のロータ軸7をベアリング21で軸受けすると共に、このロータ軸5をニードルベアリング22を介在させて該ロータ軸7内に軸受けさせる。
【0009】正転軸1の下端部に固定のベベルギヤ8の一側に正転ロータ軸5と一体の正転ベベルギヤ9を噛合させると共に、反対側には逆転ロータ軸の逆転ベベルギヤ12を噛合させる。この正転軸1の正回転によってロータ軸5を正回転させると共に一側のロータ軸7を逆回転する。又、逆転軸2の下端部のベベルギヤ10は、該正転ベベルギヤ9と同じ側のロータ軸7の逆転ベベルギヤ11と噛合させて、逆回転伝動する。
【0010】これら正転軸1の外側には正転ロータボス23をピン25連結し、機体の前進方向Fに対してこの正転ロータボス23の回転周面に配設する耕耘爪4が前上側から下後方へ打込まれるように正回転Aされる。又、逆転ロータ軸7の外側には逆転ロータボス24を連結し、この逆転ロータボス24の回転周面に配設する耕耘爪6が後上側から下前方へ打込まれるように逆回転Bされる。
【0011】なお、これら正転軸1のベベルギヤ8とロータ軸5の正転ベベルギヤ9とのギヤ比は、逆転軸2のベベルギヤ10とこれに噛合のロータ軸7の逆転ベベルギヤ11とのギヤ比とほぼ同じに設定される。又、これにより当然ながら、該ベベルギヤ8と噛合の逆転ロータボス24側の逆転ベベルギヤ12とのギヤ比も同じに設定される。
【0012】図3,図4において、上例と異なる点は、操縦ハンドル17部における変速クラッチレバー27の操作構成を、このハンドル17の把持部28に沿う変速クラッチレバー27を、この把持部28に沿う方向へ左右に移動させることによって、低速側Lと高速側Hとに切替えて変速とクラッチ操作を行うことができるようにしたものである。
【0013】操縦ハンドル17は把持部28がループ状に左右連結されていて、この左右両側部に変速クラッチレバー27の左右両端部を上下回動自在に、かつ左右摺動自在にして支持するブラケット29を設ける。30はこれら各ブラケット29に対してロールピン31によって固定される左右方向のレバーステーであり、片側のレバーステー30にはデテント溝32を有する。
【0014】ループ状の変速クラッチレバー27の左右両端部にはボス33を有して、これらのボス33を該レバーステー30に嵌合させている。又、一方のボス33には前記デテント溝32に嵌合するデテントボール34がばね35で弾発嵌合されて、クラッチレバー29の左右方向の移動位置L,Hに維持できる。この変速クラッチレバー27は前記操縦ハンドル17の把持部28にほぼ沿う形態にしてループ状に形成されている。
【0015】このような変速クラッチレバー27の左右一対のボス部33には突子36を設けて、ブラケット29にピン37回りに回動自在でワイヤー38連動のアーム39のアームピン40に係合させて、この変速クラッチレバー27をばね41に抗して下側の把持部28側へ回動Cすることによって、該ワイヤー38を引くことができ、これによってこのワイヤー38と連結するベルトテンションクラッチプーリ42、又は43(図2)を入り操作できる。このクラッチプーリ42,43は、エンジンEの駆動プーリと前記伝動ケース26側の入力軸プーリとの間に、低速用伝動ベルト44と高速用伝動ベルト45との二本が掛け渡されており、これらのベルト44,45をクラッチプーリ42,43で各別に張圧することにより、入力軸プーリを低速L、高速Hに切替えて伝動することができる。
【0016】変速クラッチレバー27を左側へ移動すると低速位置となり、左側の突子36がアームピン40に係合して、低速Lのテンションクラッチプーリ42をベルト44へ張圧させて入り操作できるが、このとき右側の突子36はアームピン40に係合できず操作できない。又、高速H変速するときは、変速クラッチレバー27を右側へ移動させて、右側の突子36をアームピン40に係合させて同様の操作を行えばよく、これによって高速側のテンションクラッチプーリ43がベルト45を張圧して伝動させる。
- 【公開番号】特開平9−3
【公開日】平成9年(1997)1月7日
【発明の名称】正逆転耕耘装置
【発明者】
【氏名】中川 秀明
【氏名】平岡 通
- 【出願番号】特願平7−151372
【出願日】平成7年(1995)6月19日
【出願人】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
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