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整畦機
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- 【要約】
【課題】 形成機構の駆動により盛土機構による盛土位置の進行方向前方位置において、形成体は旧畦の一方側面に盛土係留部を形成し、この盛土係留部による土係留作用によって、盛土機構により旧畦上に盛り上げられた土を係留して畦の側面に沿った盛土の滑落現象を抑制することができる。
【解決手段】 走行機体1に連結機構2により機枠3を連結し、機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構4を設け、盛土機構の上方にカバー部材10を設け、盛土機構の進行方向後方位置に整畦機構12を設けてなり、上記盛土機構の進行方向前方位置に旧畦の一方側面に盛土係留部Kを形成可能な形成体42をもつ形成機構41を具備してなる。
- 【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に整畦機構を設けてなり、上記盛土機構の進行方向前方位置に旧畦の一方側面に盛土係留部を形成可能な形成体をもつ形成機構を具備してなることを特徴とする整畦機。
【請求項2】 上記形成体は旧畦の一方側面を転圧可能な転圧ロール状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の整畦機。
【請求項3】 上記形成体に畦の上面を削土可能な削土機構を設けてなることを特徴とする請求項1又は2整畦機。
【請求項4】 上記整畦機構は、畦の一方側面及び畦の上面を整畦可能な回転整畦体からなることを特徴とする請求項1乃至3整畦機。
【請求項5】 上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な下部回転整畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体からなることを特徴とする請求項1乃至4記載の整畦機。
- 【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば畦の造成作業や修復作業等に用いられる整畦機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の整畦機としては、特開昭51−141212号公報、実公昭51−47785号公報、実開昭53−102411号公報、実開昭53−20316号公報、特開昭51−100409号公報、実開昭60−119209号公報、実開昭61−175905号公報、特開昭61−47103号公報、特開昭61−212202号公報、実開昭62−1507号公報、実開昭61−158105号公報、実開平3−79605号公報、実開平5−60207号公報に示す構造のものが知られている。
【0003】これらの従来構造にあっては、走行機体に連結機構により機枠を上下動可能に連結し、機枠に盛土機構としての旧畦上に土を跳ね上げる回転ロータをその回転軸線を畦造成方向と平行又は交差する方向に設け、機枠に回転ロータの上方及び畦の上方にカバー部材を設け、回転ロータの進行方向後方位置に畦の上面及び畦の一方側面に合わせた形状の整畦体を設け、かつ該走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体を往復畦叩動作させるクランク式又は油圧式の畦叩機構を設け、走行機体を旧畦に沿って走行させ、回転ロータで圃場中の泥土を旧畦上に盛り上げ、この盛土を整畦体の畦叩き動作により叩き付けるようにして構成したものである。
【0004】また他の従来構造にあっては、整畦機構として、走行機体の動力取出軸を駆動源として整畦体を振動動作させる振動機構を設けて構成し、旧畦上に盛り上げられた盛土を整畦体の振動動作により締め付けるように構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来構造の場合、地方により相異する畦の土質や天候等の作業条件によっては、必ずしも満足した整畦作業を行い得ないことがあるという不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の発明にあっては、走行機体に連結機構により機枠を連結し、該機枠に旧畦上に土を盛り上げる盛土機構を設け、該盛土機構の上方にカバー部材を設け、該盛土機構の進行方向後方位置に整畦機構を設けてなり、上記盛土機構の進行方向前方位置に旧畦の一方側面に盛土係留部を形成可能な形成体をもつ形成機構を具備してなることを特徴とする整畦機にある。
【0007】又、請求項2記載の発明にあっては、上記形成体は旧畦の一方側面を転圧可能な転圧ロール状に形成されていることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記形成体に畦の上面を削土可能な削土機構を設けてなることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記整畦機構は、畦の一方側面及び畦の上面を整畦可能な回転整畦体からなることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な下部回転整畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体からなることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図10は本発明の実施の形態例を示し、図1乃至図7は第一形態例、図8は第二形態例、図9は第三形態例、図10は第四形態例である。
【0009】図1乃至図7の第一形態例において、1は走行機体であって、この場合トラクタが用いられ、走行機体1の後部に三点リンク式の連結機構2により機枠3を上下動可能に連結している。
【0010】4は盛土機構であって、この場合回転ロータからなる盛土体5から構成され、この盛土体5はロータ胴5aの外周に複数個の掻上刃5bを突設すると共にロータ板5aに取付軸5cを突設してなり、上記機枠3に盛土体5をその回転軸線を畦造成方向と平行にして回転自在に取付け、機枠3に走行機体1に設けられた動力取出軸6により回転する主軸7を軸受し、盛土体5を主軸7より変向用ギヤ列8及びチェーン機構9を介して回転させ、盛土体5により畦際の圃場面の土を削出軌跡Nをもって削土して、旧畦に向けて跳ね上げて盛り上げるように構成している。
【0011】10はカバー部材であって、この場合上記機枠3に取り付けられ、上記盛土体5の上方及び畦Wの上方を覆う形状に形成され、カバー部材10の畦側に昇降軸11a及びガイドロール11bにより畦の上面W1に接触して畦の起伏に倣って上下動自在な側部カバー部材11を取り付けている。
【0012】12は整畦機構であって、畦Wの一方側面W2及び畦の上面W1を整畦可能な回転整畦体13を備えてなり、回転整畦体13を押圧機構14により畦面に押圧するように構成している。
【0013】この場合、上記回転整畦体13は、畦Wの一方側面W2を整畦可能な外周面15a及び畦の角部W3側の上面W1を整畦可能な外周面15bを有して回転軸線Rを中心とする横回り回転ロール状の下部回転整畦体15と、畦Wの上面W1を整畦可能な円筒状の外周面16aを有して回転軸線Rを中心とする横回り回転ロール状の上部回転整畦体16とからなり、この下部回転整畦体15を円錐状の内周面15cを有する傘状に形成すると共に上部回転整畦体16を円筒状の内周面16bを有する円筒状に形成し、これらの形状により、下部回転整畦体15と上部回転整畦体16とを相互に重合可能に形成し、上部回転整畦体16及び下部回転整畦体15を回転させる回転機構17を配設すると共に上部回転整畦体16を畦幅調節機構18により畦に交差する方向に移動調節自在に構成している。
【0014】この場合、上記カバー部材10の後面に軸受台19を突設し、軸受台19に駆動軸20を軸架し、駆動軸20に支持部材21の基端部を枢着し、支持部材21の先端部に軸受筒部22を形成し、この軸受筒部22に保持軸23を回転自在に横設し、かつカバー部材10にブラケット24を突設し、ブラケット24と支持部材21との間に押圧機構14を介在すると共に機枠3に歯車列25を取付け、主軸7より自在継手26を介して駆動軸20を回転させるように設け、駆動軸20と保持軸23との間にチェーン機構27を設け、保持軸23に六角軸部状の回止嵌合軸部28を形成し、回止嵌合軸部28にブラケット15dを介して下部回転整畦体15を取付け、回止嵌合軸部28に摺動嵌合可能な六角穴部状の回止嵌合穴部29をブラケット16cを介して上部回転整畦体16に形成し、かつ回止嵌合軸部28に雌ネジ部28aを形成すると共に上部回転整畦体16に取り付けた側面盤16dに雌ネジ部28aに螺着可能な調節ボルト30を軸線方向に移動を阻止して回転自在に設け、調節ボルト30の正逆回動により回止嵌合軸部28と回止嵌合穴部29との摺動作用により上部回転整畦体16を畦に交差する方向に移動調節自在に設け、これにより主軸7によって上部回転整畦体16及び下部回転整畦体15を回転軸線Rを中心として横回り回転させ、かつ下部回転整畦体15の回転接触により畦Wの一方側面W2及び角部W3側の上面を締圧整畦すると共に上部回転整畦体16により畦Wの畦Wの上面W1を締圧整畦するように構成している。
【0015】この場合上記押圧機構14は、ブラケット24にピン24aにより軸筒31を枢着し、軸筒31にハンドル32の回動により図示省略のネジ機構の作用によって上下調節可能な伸縮体33を嵌挿し、伸縮体33に押圧軸34を摺動自在に嵌挿し、押圧軸34と伸縮体33との間に押圧用バネ35を掛架し、押圧軸34をピン21aにより支持部材21の中程部に枢着し、このハンドル32の回動により支持部材21を上下調節自在に設けると共に押圧用バネ35によりを回転整畦体13を畦面に押圧するように構成している。
【0016】36は反力受体であって、この場合円錐体状に形成され、上記軸受筒部22に取付板37を介して軸受筒38を上下調節自在に取付け固定し、この軸受筒38に反力受体36を遊転自在に横設し、反力受体36の下側部分を圃場M内に穿入させ、回転整畦体13による整畦動作によって生ずる整畦反力を受け得るように構成されている。
【0017】39は安定部材であって、この場合車輪状に形成され、上記機枠3の後部に上下調節自在に支持杆40を取付け、支持杆40に安定部材39を取付け、圃場M上に接地して機枠3の安定走行を図るものである。
【0018】41は形成機構であって、盛土機構4の進行方向前方位置に配置され、旧畦Wの一方側面に盛土係留部を形成可能な形成体42を備えてなり、この場合、形成体42は回転機構43により駆動回転され、上記カバー部材10の前面に軸受台43aを突設し、軸受台43aに駆動軸44を軸架し、駆動軸44にベルクランク状の支持部材45の基端部を枢着し、支持部材45の中程部及び先端部に軸受筒部46・47を形成し、この軸受筒部46・47に保持軸48・49を回転自在に横設し、かつカバー部材10にブラケット50を突設し、ブラケット50と支持部材45との間に押圧機構51を介在すると共に機枠3に歯車列52を取付け、主軸7より自在継手53を介して駆動軸44を回転させるように設け、駆動軸40と保持軸48との間にチェーン機構54を設けると共に保持軸48と保持軸49との間にチェーン機構55を設け、上側の保持軸48に旧畦Wの一方側面W2の上側を転圧可能な二段の截頭円錐状外周面42aをもつ転圧ロール状の形成体42を取り付けると共に下側の保持軸49にも旧畦Wの一方側面W2の下側を転圧可能な三段の截頭円錐状外周面42aをもつ転圧ロール状の形成体42を取り付け、かつ、この場合上側の保持軸48に削土機構56としての旧畦Wの上面を削土可能な複数個の直刀状及びなた状の削土体56aを取付け、これにより主軸7によって保持軸48・49を回転させ、形成体42の回転により旧畦Wの一方側面を転圧し、旧畦の一方側面に締められて凹んだ形状の複数個の凹条部分Qからなる階段状の盛土係留部Kを形成するように構成されている。
【0019】また、この場合上記押圧機構51は、ブラケット50にピン50aにより軸筒58を枢着し、軸筒58にハンドル59の回動により図示省略のネジ機構の作用によって上下調節可能な伸縮体60を嵌挿し、伸縮体60に押圧軸61を摺動自在に嵌挿し、押圧軸61と伸縮体60との間に押圧用バネ62を掛架し、押圧軸61をピン45aにより支持部材45の中程部に枢着し、このハンドル59の回動により支持部材45を上下調節自在に設けると共に押圧用バネ62により形成体42を旧畦の一方側面に弾圧するように構成している。
【0020】この実施の第一形態例は上記構成であるから、走行機体1を畦Wに沿って走行し、動力取出軸6を回転すると一方では盛土機構4の盛土体5としての回転ロータが畦際の圃場泥土を旧畦上に連続的に跳ね上げて盛り上げ、カバー部材10及び側部カバー部材11は盛土体5の上方及び畦側方への泥土飛散を防止し、跳ね上げられた泥土は外方飛散を防がれて自重落下し、他方では整畦機構12が駆動し、整畦機構12により盛土は締圧整畦され、この際、形成機構41の駆動により盛土機構4による盛土位置の進行方向前方位置において、形成体42は旧畦Wの少なくとも一方側面W2に盛土係留部Kを形成し、この盛土係留部Kによる土係留作用によって、盛土機構4により旧畦上に盛り上げられた土を係留して畦の側面に沿った盛土の滑落現象を抑制することができ、それだけ畦側面W2の上側の盛土不足や畦側面W2の上下位置での盛土量のばらつきを抑制することができ、良好な整畦作業を行うことができる。
【0021】又、この場合上記形成体42は旧畦の一方側面W2を転圧可能な転圧ロール状に形成され、形成体42を回転機構43により強制回転させると共に押圧機構51により弾圧するように構成しているから、形成体42は旧畦を回転しつつ転圧して盛土係留部Kを形成することになり、この転圧により旧畦を締圧することができ、それだけ堅牢な畦を得ることができ、しかも、この場合、上記形成体42に畦の上面W1を削土可能な削土機構56を設けているから、削土機構56により旧畦の上面部分を予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機構4により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることができる。
【0022】又、この場合上記整畦機構は、畦の一方側面W2及び畦の上面W1を整畦可能な回転整畦体13からなるので、回転機構17により回転整畦体13が回転すると共に回転整畦体13は押圧機構14により畦面に押圧され、回転整畦体13の滑り接触回転及び畦面への押圧により畦を締圧整畦することができ、それだけ畦の表面が円滑な整畦作業を行うことができ、又さらに、この場合上記回転整畦体13は畦の一方側面W2を整畦可能な下部回転整畦体15と畦の上面W1を整畦可能な上部回転整畦体16からなり、上部回転整畦体16と下部回転整畦体15とを相互に重合可能に形成すると共に上部回転整畦体16を畦に交差する方向に移動調節させる畦幅調節機構18を設けているから、下部回転整畦体15は回転機構17により畦の一方側面W2に横回り回転接触して締圧整畦し、かつ上部回転整畦体16は回転機構17により畦の上面W1に横回り回転接触して締圧整畦し、畦Wの上面W1及び一方側面W2を確実に圧締することができ、上部回転整畦体16と下部回転整畦体15とが相互に重合可能に形成されているから、畦Wの上面W1及び一方側面W2を確実に圧締することができると共に畦Wの幅に応じて畦幅調節機構18により上部回転整畦体16を移動調節することができ、畦の幅に適合して締圧整畦を行うことができる。
【0023】図8の第二形態例は形成体42の別例構造を示し、上記第一形態例のものと同一態様部分には同符号を付して説明すると、この場合上記形成体42の外周面42aに複数個の凸部42bを突設してなるものであり、この第二形態例にあっては、この形成体42の回転と相俟って、この凸部42bがもたらす旧畦表面の土や草の後方への適度な滑り跳ね飛ばし作用により畦の側面W2への盛土係留部Kの形成を良好に行うことができる。
【0024】図9の第三形態例も形成体42の別例構造を示し、上記第一形態例のものと同一態様部分には同符号を付して説明すると、この場合上記形成体42を適宜偏心量eをもって偏心状に各保持軸48・49に取付けてなるものであり、この第三形態例にあっては、この形成体42の偏心回転により外周面42aによる旧畦の締圧作用を伴って畦の側面W2への盛土係留部Kの形成を行うことができる。
【0025】図10の第四形態例も形成体42の別例構造を示し、上記第一形態例のものと同一態様部分には同符号を付して説明すると、この場合保持軸49を畦の一方側面W2に沿って斜設し、保持軸49に複数個の截頭円錐体からなる形成体42を取付けてなるものであり、この第四形態例にあっては、この形成体42の斜め縦回り回転によって畦の側面W2への盛土係留部Kの形成を行うことができる。
【0026】これら第二乃至第四形態例にあっても、上記第一形態例と同様な作用効果を得ることができる。
【0027】尚、本発明は上記実施の形態例に限られるものではなく、形成機構41及び形成体42の構造や形態、凹条部分Q、盛土係留部Kの形態等は畦の大きさや畦の土状態に応じて適宜選択され、又、この場合、盛土体5の削出軌跡Nと畦の側面W2とが合致するようにしているが、削出軌跡Nが畦の側面W2内に食い込む状態や削出軌跡Nが畦の側面W2の外に位置する状態に設定することもでき、又、例えば盛土機構4として、畦造成方向に対して交差する方向の回転軸線をもつ回転ロータを採用することもでき、また回転機構17・43として油圧モータを採用することもでき、適宜変更して設計されるものである。
【0028】また、上記実施の形態例における回転整畦体13を油圧式や偏心ウエイト方式の振動機構により振動させたり、又、クランク方式や油圧方式からなる畦叩き機構により畦叩き運動させる構造を採用することもある。
【0029】又、上記実施の形態例における整畦機構12は、回転整畦体13の回転滑り接触作用により締圧整畦を行う構造となっているが、この回転整畦体13に代えて、畦の上面及び一方側面に合うヘ形状の整畦体を畦叩機構としてのクランク機構又は油圧機構により往復畦叩動作させ、盛土を整畦体により叩き締める構造のものや、この整畦体を振動機構としての偏心重錘回転機構や油圧バイブレータ機構により振動させ、盛土を整畦体の振動動作により締め付ける構造のものを適用することも可能である。
【0030】また、回転整畦体13としての下部回転整畦体15と上部回転整畦体16とを進行方向前後位置に回転軸線をずらして配置し、それぞれを回転させて、畦の側面W2及び上面W1を別々に整畦する整畦機構12の構造とすることもあり、又、下部回転整畦体15と上部回転整畦体16を別異な回転数で回転させる構造とすることもある。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、走行機体を畦に沿って走行すると一方では盛土機構が畦際の圃場泥土を旧畦上に盛り上げ、カバー部材は泥土飛散を防止し、他方では整畦機構が駆動し、整畦機構により盛土は締圧整畦されることになり、この際、形成機構の駆動により盛土機構による盛土位置の進行方向前方位置において、形成体は旧畦の一方側面に盛土係留部を形成し、この盛土係留部による土係留作用によって、盛土機構により旧畦上に盛り上げられた土を係留して畦の側面に沿った盛土の滑落現象を抑制することができ、それだけ畦側面の上側の盛土不足や畦側面の上下位置での盛土量のばらつきを抑制することができ、良好な整畦作業を行うことができる。
【0032】又、請求項2記載の発明にあっては、上記形成体は旧畦の一方側面を転圧可能な転圧ロール状に形成されているから、形成体は旧畦を回転しつつ転圧して盛土係留部を形成することになり、この転圧により旧畦を締圧することができ、それだけ堅牢な畦を得ることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記形成体に畦の上面を削土可能な削土機構を設けているから、削土機構により旧畦の上面部分を予め削土でき、この削土された畦面上に盛土機構により盛土することになるから、旧畦土と盛土との結着性を高めることができ、それだけ強固な畦を得ることができる。
【0033】又、請求項4記載の発明あっては、上記整畦機構は、畦の一方側面及び畦の上面を整畦可能な回転整畦体からなるので、回転整畦体の接触回転により畦を締圧整畦することができ、それだけ畦の表面が円滑な整畦作業を行うことができ、又、請求項5記載の発明あっては、上記回転整畦体は畦の一方側面を整畦可能な下部回転整畦体と畦の上面を整畦可能な上部回転整畦体からなるので、畦の上面及び一方側面を確実に圧締することができる。
【0034】以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
- 【公開番号】特開平10−2
【公開日】平成10年(1998)1月6日
【発明の名称】整畦機
【発明者】
【氏名】皆川 功
【氏名】飯岡 毅
- 【出願番号】特願平8−152149
【出願日】平成8年(1996)6月13日
【出願人】
【識別番号】395008849
【氏名又は名称】株式会社富士トレーラー製作所
- 【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 勇治
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