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穀粒貯留装置
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- 【要約】
【課題】 グレンタンクの軽量化、穀粒検出装置の取付の容易化、検出装置取付部の形成の容易化、タンクの剛性を確保。
【解決手段】 脱穀装置2の近傍に設けたグレンタンク4を、合成樹脂により形成した上部タンク10と金属板により形成した下部タンク11とに分割形成し、前記上部タンク10の側板20には前記脱穀装置2からグレンタンク4に穀物を揚穀する揚穀供給装置21の上部を接続し、該揚穀供給装置21を接続する開口部22の近傍にはグレンタンク4内の穀粒を検出する穀粒検出装置23を設け、該穀粒検出装置23は上部タンク10の成形時に一体的に形成した検出装置取付部24に取付けた穀粒貯留装置。
- 【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀装置2の近傍に設けたグレンタンク4を、合成樹脂により形成した上部タンク10と金属板により形成した下部タンク11とに分割形成し、前記上部タンク10の側板20には前記脱穀装置2からグレンタンク4に穀物を揚穀する揚穀供給装置21の上部を接続し、該揚穀供給装置21を接続する開口部22の近傍にはグレンタンク4内の穀粒を検出する穀粒検出装置23を設け、該穀粒検出装置23は上部タンク10の成形時に一体的に形成した検出装置取付部24に取付けた穀粒貯留装置。
- 【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン、ハーベスタ等のグレンタンクといわれる穀粒貯留装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特開平1−140421号公報には、走行装置の前方に設けた刈取部と、前記走行装置の上方位置に設けた脱穀装置と、該脱穀装置の側部に設けたグレンタンクと、該グレンタンク内の穀粒を揚穀する揚穀装置と、該揚穀装置の上部に基部を取付けた排出オーガを有するコンバインついて記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のグレンタンクは、金属製であり、重量が嵩むという課題がある。本発明は、合成樹脂によりグレンタンクを形成すると共に、タンクの剛性を確保したものである。
【0004】
【発明の目的】グレンタンクの軽量化、穀粒検出装置の取付の容易化、検出装置取付部の形成の容易化、タンクの剛性を確保。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、脱穀装置2の近傍に設けたグレンタンク4を、合成樹脂により形成した上部タンク10と金属板により形成した下部タンク11とに分割形成し、前記上部タンク10の側板20には前記脱穀装置2からグレンタンク4に穀物を揚穀する揚穀供給装置21の上部を接続し、該揚穀供給装置21を接続する開口部22の近傍にはグレンタンク4内の穀粒を検出する穀粒検出装置23を設け、該穀粒検出装置23は上部タンク10の成形時に一体的に形成した検出装置取付部24に取付けた穀粒貯留装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例をコンバインの例にて図面により説明すると、1は機体フレ−ム、2は機体フレ−ム1の上方位置に設けた脱穀装置、3は機体フレ−ム1の下方位置に設けた走行装置、8は機体フレ−ム1の前方に設けた刈取部である。前記脱穀装置2の側部には、該脱穀装置2より取出された穀物を一時貯留するグレンタンク4を設ける。グレンタンク4内には該タンク4内の穀物を排出する排出装置(図示省略)を設け、排出装置には該グレンタンク4内の穀物を揚穀する揚穀装置5の下部を下部メタル6を介して取付ける。揚穀装置5の上部には揚穀装置5により揚穀された穀物を圃場近傍に停車させたトラック等のタンクに排出する排出オーガ7の基部を取付ける。
【0007】しかして、前記グレンタンク4は、上部タンク10と下部タンク11とに分割形成し、前記上部タンク10は合成樹脂により、前記下部タンク11は金属板によりそれぞれ形成する。前記上部タンク10の下部は開口させ、該開口部の前後左右縁のうち少なくとも前後縁は内側に傾斜させて案内ガイド12に形成する。案内ガイド12の上方の上部タンク10の前後板14の部分は外側に膨出させて膨出部15を形成し、膨出部15の下面は平らな当接部16に形成する。当接部16は前記下部タンク11の前後板17の上端面に載置係合させ、この状態で、上部タンク10と下部タンク11とを固定する。
【0008】しかして、前記上部タンク10の脱穀装置2側の側板20の上部には、前記脱穀装置2からグレンタンク4に穀物を揚穀する揚穀供給装置21の上部を接続する開口部22を設け、開口部22の近傍にはグレンタンク4内の穀粒量を検出する穀粒検出装置23を設ける。穀粒検出装置23は、所謂穀粒が当接するときの圧力でオンオフするスイッチや光線により穀粒の存在を検出するもの等により構成し、前記上部タンク10の開口部22の近傍に形成した検出装置取付部24に取付ける。検出装置取付部24は前記側板20に外側から内側に突き出る凸部25の上面または内側から外側に突き出る凹部26の内面により、上部タンク10の成形時に一体的に形成する。30は出力プーリー、31は入力プーリ、32はベルト、33はベルト32に接離自在に当接させたテンションクラッチプーリーである。また、34はグレンタンク4の前側に設けたエンジンカバー、35はエンジン(図示省略)の上方位置に設けた運転席、36は操縦部である。
【0009】
【作用】次に作用を述べる。本発明は、前記の構成であり、グレンタンク4は、合成樹脂の上部タンク10と金属製の下部タンク11とに分割形成しているから、機体全体の軽量化に大きく貢献する。この場合、上部タンク10の下部の開口部の前後左右縁のうち少なくとも前後縁は下方に至るに従い内側に傾斜させた案内ガイド12を形成しているから、案内ガイド12を下部タンク11の開口部に合わせると、案内ガイド12に案内されて容易に嵌合する。そして、案内ガイド12の上方の上部タンク10の前後板14は外側に膨出させて膨出部15を形成し、膨出部15の下面は平らな当接部16に形成しているから、案内ガイド12を下部タンク11の開口部に合わせて嵌合させると、当接部16は下部タンク11の前後板17の上端面に載置係合させる。したがって、この状態で、上部タンク10と下部タンク11とを固定すればよく、取付がすこぶる容易であり、グレンタンク4の上部タンク10の成形精度を厳密にしなくとも、取付作業を容易にするだけでなく、上部タンク10と下部タンク11とを隙間なく正確に取付けられる。
【0010】しかして、上部タンク10の脱穀装置2側の側板20の上部には脱穀装置2からグレンタンク4に穀物を揚穀する揚穀供給装置21の上部を接続するが、揚穀供給装置21を接続する開口部22の近傍にはグレンタンク4内の穀粒量を検出する穀粒検出装置23を取付ける検出装置取付部24を設け、検出装置取付部24は側板20に外側から内側に突き出る凸部25の上面または内側から外側に突き出る凹部26の内面により上部タンク10の成形時に一体的に形成しているから、穀粒検出装置23の取付具をわざわざ取付けるのを省略でき、また、検出装置取付部24は凸部25または凹部26の形状により形成しているので、補強リブと同様な作用効果が期待でき、側板20の剛性を向上させる。
【0011】
【効果】本発明は、脱穀装置2の近傍に設けたグレンタンク4を、合成樹脂により形成した上部タンク10と金属板により形成した下部タンク11とに分割形成し、前記上部タンク10の側板20には前記脱穀装置2からグレンタンク4に穀物を揚穀する揚穀供給装置21の上部を接続し、該揚穀供給装置21を接続する開口部22の近傍にはグレンタンク4内の穀粒を検出する穀粒検出装置23を設け、該穀粒検出装置23は上部タンク10の成形時に一体的に形成した検出装置取付部24に取付けた穀粒貯留装置としたものであるから、穀粒検出装置23の取付具をわざわざ取付けるのを省略でき、組立、取付作業を容易にするだけでなく、検出装置取付部24を凸部25または凹部26の形状により形成することにより、補強リブと同様に側板20およびグレンタンク4全体の剛性を向上させることができる効果を奏する。
- 【公開番号】特開平10−75650
【公開日】平成10年(1998)3月24日
【発明の名称】穀粒貯留装置
【発明者】
【氏名】河野 健治
- 【出願番号】特願平8−250963
【出願日】平成8年(1996)9月2日
【出願人】
【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
- 【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 宏太郎 (外1名)
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