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古紙収納結束器
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- 【要約】
【課題】 従来の古紙の収納や結束梱包の方法では、非能率的で労力を要するため、容易に梱包し搬出できる方法や構造の古紙収納結束器を提供する。
【解決手段】 中空立方体の収納器の各側板の中央部に、上端から底板に達する溝を作り、古紙を収納する前に予め対面する溝を貫通し底板に這わせて紐を通し、収納完了後にその紐で結束する。
収納器の底板は、対面する溝を結ぶ位置や相隣の溝を結ぶ位置で分割され、両者を蝶番類で継合し、結束された古紙を取り出す時に収納器の上端を蝶番を支点に開口して、取出し抵抗を小さくする。 また、収納器の各側板にガイドを設け、古紙を収納する前に1本の紐をガイドや溝を利用して順次渡しておき、結束時に各ガイドから外して十文字に結束できるようにした。
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- 【特許請求の範囲】
【請求項1】
古紙5を積み重ねて収納した後で、結束して取り出すために、開口した中空直方体の収納器1の側板2a・2b・2c・2dの中央部に上端6a・6b・7a・7b・8a・8b・9a・9bから底板3に達する溝4a・4b・4c・4dを設け、古紙5を収納する前に対面する側板2aの溝4aと側板2cの溝4c間や側板2bの溝4bと側板2dの溝4d間に底板3に這わせて結束用の紐20を通すようにし、しかも対面する側板2bの溝4bと側板2dの溝4d間を結ぶ位置で底板3を分割したり、隣接する溝4aと溝4b間・溝4bと溝4c間・溝4cと溝d間・溝4dと溝4a間を結ぶ位置で底板3を分割し、分割された底板どうしを継合するとともに屈曲可能にした手段を装備して、収納器1の上端6a・9b・9a・8bと上端6b・7a・7b・8aが開口するようにしたり、または上端9bと上端6a・上端7aと上端6b・上端7bと上端8a・上端8bと上端9aが、それぞれ個々に底板3を分割して継合した部分を支点に上端を開口するようにし、さらに古紙5を収納中は、分割された各部を閉口状態で固定し、古紙5を結束して取り出す時に、固定を解除して上端を開口する手段を設けた古紙収納結束器。
【請求項2】
収納器1の外面に挟持具10と収納器1の上端6a・7b・8aや底板3や溝4a・4b・4c・4dに近接して沿わせたガイド11.12.13。14.15.16.17.18を固設し、古紙5を収納する前に予め結束用の紐20aを仕掛けて準備するため、先ず紐20aの端部を挟持具10に挟持させ、次に、ガイド11の上部に掛け、さらにガイド12の下部に掛けてから溝4aに通し、底板3の上面に這わせてから溝4cを通ってガイド13の下部に渡し、さらにガイド14の上部に掛け、次に側板2cの上端7bと側板2dの上端8aに沿ってからガイド15の上部に掛け、次にガイド16の下部に掛けてから、溝4dを経て底板3の上面に這わせ、溝4bに通すと共に、ガイド17の下部に掛け、更にガイド18の上部に掛けて挟持具10に至らせ、先に挟持具10に挟持させた紐20aの端とで仮に継結させておき、収納を完了後に該各ガイドから紐20aを外して、古紙5を結束することを特徴とする請求項1に記載の古紙収納結束器。
- 【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新聞紙.雑誌.書籍.広告紙.コピ−用紙などの古紙を収納して容易に結束し、搬出するようにした古紙収納結束器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、新聞紙.雑誌などの古紙は、順次収納袋に入れ、後で紐で結束したり、一度収納具に投入して一定量に達すると、取り出して結束し搬出しているが、古紙類は集積すると重く、紐を集積紙の下に通すのが困難であった。
【0003】
収納具に収納に先立ち、結束用の紐を仕掛ける方法を採用しているものもあるが、紐を仕掛ける方法が困難であったり、結束した古紙を収納具から取り出す時に古紙と収納具の摩擦抵抗で、取り出しが困難であった。
【特許文献1】特開2004−203410
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の古紙の収納や結束梱包や取り出し方法では、手数が掛かったり作業が困難であって、非能率であった。
【0005】
本発明は、これらの問題を解決し、容易に収納.結束.取り出しができる方式や構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の古紙収納結束器は、開口した中空直方体の各側板の中央部に、上端から底板に達する溝を設け、古紙を収納する前に予め結束用の紐を溝を利用して準備しておく方法であって、結束に必要な長さの紐を用意し、対面るる側板の溝に通して底板に這わせておき、結束するときに溝から外して結束するのである。
【0007】
また、収納器から結束した古紙を取り出す時には、収納器の上端を開口させることによって抵抗なく取り出せるようにする。
【0008】
また、結束用の紐を2本用意し、対面する溝に通して底板に這わせておき、縦.横に別々にして十文字に結束する方法と、1本の紐を予め各側板に設けたガイドに掛けておき、後で引き出して結束するようにした。
【0009】
各説明における「上端の開口」とは、直方体の状態から上端が口を広げることを意味する
【発明の効果】
【0010】
上記したように本発明の古紙収納結束器は、次のような効果を発揮する。
【0011】
つまり、古紙を収納する前に、予め簡単に結束用の紐を収納器の底板に這わせて配置しておくことができるのと、結束時に古紙を持ち上げる操作もないので、荷崩れもなく労力を要しないし、古紙を無造作に収納器に投入しても収納器の内面に規制され、直方体で取り出すことができる。
【0012】
古紙を無造作に投入すると結束して取り出す時に、収納器の内面との摩擦抵抗を受けて取り出しが困難になるが、本発明では収納器の上端を開口させることによって、容易に取り出しができる。
【0013】
また、側板に設けた溝を利用して、予め底板に結束用の紐を這わせるために、2本の紐で縦.横の十文字に別個に結束したり、溝とガイドを利用することにより、1本の紐で結束が可能であり、古紙や紐の種類によって何れかを選択できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施例の第一の形態を図1から図7に基づいて説明する。
【実施例1】
【0015】
図1は、結束した古紙5を取り出す機能を主体にして説明する古紙収納結束器の斜視図であって、開口した中空直方体の収納器1の各側板2a.2b.2c.2dの中央部に各上端6a.6b.7a.7b.8a.8b.9a.9bから底板3に達する溝4a.4b.4c.4dを設け、また、対面する溝4bと溝4dを結ぶ位置で底板3を分割し、つまり底板3の中央の位置で収納器1を2分割し、2分割された収納器1を底板3の位置で蝶番23で継合して、結局は収納器1の側板2aと側板2cが蝶番23を支点に開閉自在になっているが、古紙を収納中は側板2dと2bの双方に装備したフック21とフック止22を継合させ、収納器1の上端の開口を抑止している。
【0016】
古紙5の収納に先立ち、フック21とフック止22を継合した状態にしてから、結束に必要な長さの紐20を対面する側板2aの溝4aと側板2cの溝4cに底板3を這うように貫通させ、同様に側板2bの溝4bと側板2dの溝4dに貫通しておき、収納完了後これらの紐20で結束する。
【0017】
図2は、古紙5を収納中の状態を示し、分割され底板3において蝶番23で継合された収納器1を、フック保時具25を回動するフック21がフック止22に継合し、収納器1の上端6b.7a.7b.8a側と上端6a.8b.9a.9b側の開閉を抑止している。
【0018】
図3は、古紙5を結束し、収納器1から取り出す時の状態を示し、フック21をフック止22から外すことにより上端6b.7a.7b.8a側と上端6a.8b.9a.9b側が台板24を支点とし、蝶番23を屈曲させて開口し、収納器1の内面と結束した古紙5との接触面が減少することにより、抵抗なく古紙5を取り出しできる。
【0019】
図4は、収納器1の2分割の構造と継合状態を示し、底板3の裏側から視た斜視図であって、2分割された収納器1は、蝶番23で継合され開閉を可能にしているが、継合方法はこの方法に限定するものではない。
【0020】
図5は、2分割された収納器1の開閉を抑止する手段を詳細に示したもので、フック保持具25に嵌合されたフック21をフック止22に継合して、収納器1の開閉を抑止したり、解除して開閉を自在にするようにしている。
【0021】
結束の方法として、図1に示すように、結束に必要な長さの2本の紐20を用意し、先ず収納器1の対面する側板2aの溝4aと側板2cの溝4cを貫通し、底板3に這わすように通し、同様に側板2bの溝4bと側板2dの溝4dを貫通し、底板3に這わして通して、古紙5を縦.横別個に結束する方法と1本の紐20aで結束する方法とがある。
【0022】
図6は、1本の紐20aで結束する方法と構造を示す斜視図であり、収納器1の側板2aの外面の端に挟時具10を設け、さらに、上端6a.7b.8a.9bや溝4a.4b.4c.4dや底板3に近接して沿わせてガイド11.12.13.14.15.16.17.18を固設し、古紙5を収納する前に予め結束用の紐20aを順次各ガイド11.12.13.14.15.16.17.18間に掛け、収納完了後に外して該紐20aで結束梱包すのである。
【0023】
先ず、挟持具10に紐20aを結束に必要な長さを残した位置で挟持させてから、ガイド11の上部にかけ、次にガイド12の下部に渡して溝4aに通し、底板3の上面に這わせて溝4cに通してからガイド13の下部に掛け、さらに、ガイド14に掛けてから側板2cの上端7bと側板2dの上端8aに沿わせてガイド15の上部に掛ける。
【0024】
次に、ガイド15からガイド16の下部に掛け、溝4dに通して底板3の上面に這わせ、対面する溝4bに通してガイド17の下部に掛け、さらにガイド18の上部に掛けてから上端6aに沿って挟持具10に至り、次に最初に挟持具10に挟んであった紐20aの端を引き出して、ガイド11.12.13.14.15.16.17.18に掛け終えた紐20aの端とで仮に結束しておき、古紙5の収納結束時には、図7に示すようにガイド11.12.13.14.15.16.17.18から外して十文字に結束するのである。
【実施例2】
【0025】
図8.図9.図10は、収納器1の相隣の側板に設けた溝を結ぶ位置で底板3を分割し、収納器1の上端を開口する構造を示しており、溝4aと溝4dを結ぶ位置で底板3を分割して蝶番27で継合し、台番26を固定点として、蝶番27を支点に上端9aと上端8bの部分が開口するようにし、同様に溝4aと溝4b.溝4bと溝4c.溝4cと溝4dを結ぶ位置で底板3を分割し、蝶番27で継合し、古紙5を収納中は側板2aに設けたフック21とフック止22の継合と側板2dに設けたフック21とフック止22の継合により、上端8bと上端9a側の開口を抑止している。
【0026】
同様に、側板2bに設けたフック21とフック止22の継合や側板2cに設けたフック21とフック止22の継合により開口を抑止し、結束した古紙5を取り出す時に、各フック21とフック止22の継合を解除して、上端8bと上端9a側や上端9bと上端6a側や上端6bと上端7a側や上端7bと上端8a側を開口することにより、結束した古紙5の取り出しを容易にする。
- 【公開番号】特開2007−69921(P2007−69921A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【発明の名称】古紙収納結束器
- 【出願番号】特願2005−256349(P2005−256349)
【出願日】平成17年9月5日(2005.9.5)
【出願人】
【識別番号】594199957
【氏名又は名称】
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