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背負い具用ひも及び背負い具
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- 【要約】
【課題】部品点数及び作業工程の削減が図れる。
【解決手段】第1のフック23A、23Bが取付けられた上方部の肩ひも21A、21Bと、肩ひも21A、21Bの下部に取付けられた調整具25A、25Bと、調整具25A、25Bに挿通されて折り返されて調整具折り返し部26aを形成した調整ひも26A、26Bとを有し、調整ひも26A、26Bの調整具折り返し部26aは、リング27A、27Bに挿通され、一方端部はリング27A、27Bに挿通されてバッグ本体1の下部に設けられた取付け部に着脱自在な第2のフック28A、28Bを有し、他方端部は下方に垂れ下がって端部をリング27A、27Bに取付けられて垂れ下がり部26bを形成している。

- 【特許請求の範囲】
【請求項1】
2個一対の背負い具ひもを有し、この背負い具ひもには、上端に背負い具本体の上部に設けられた取付け部に対して着脱自在な第1の着脱具がそれぞれ設けられ、下端に背負い具本体の下部の左右に設けられた取付け部に対して着脱自在な第2の着脱具がそれぞれ設けられている背負い具用ひもにおいて、前記第1の着脱具が取付けられた上方部の肩ひもと、この肩ひもの下部に取付けられた調整具と、この調整具に挿通されて折り返されて調整具折り返し部を形成した調整ひもとを有し、前記調整ひもの調整具折り返し部は、リングに挿通され、一方端部はリングに挿通されて背負い具本体の下部に設けられた取付け部に着脱自在な第2の着脱具を有し、他方端部は下方に垂れ下がって端部を前記リングに取付けられて垂れ下がり部を形成していることを特徴とする背負い具ひも。
【請求項2】
請求項1記載の背負い具用ひもの第1及び第2の着脱具を背負い具本体の上部及び下部の取付け部に取付けたことを特徴とする背負い具。
【請求項3】
2個一対の背負い具ひもは、上端が背負い具本体の上部にそれぞれ固着され、下端が背負い具本体の下部の左右にそれぞれ固着されている背負い具において、前記背負い具ひもは、上端が背負い具本体の上部にそれぞれ固着された上方部の肩ひもと、この肩ひもの下部に取付けられた調整具と、この調整具に挿通されて折り返されて調整具折り返し部を形成した調整ひもとを有し、前記調整ひもの調整具折り返し部は、リングに挿通され、一方端部はリングに挿通されて背負い具本体の下部に固着され、他方端部は下方に垂れ下がって端部を前記リングに取付けられて垂れ下がり部を形成していることを特徴とする背負い具。
- 【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、背負い具用ひも及び背負い具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、背負い具本体内の収納物を取り出す場合、背負った背負い具本体を体の前側に持ってくることができ、また逆に体の前側の背負い具本体を容易に背負うことができる背負い具として、例えば特許文献1及び2が知られている。
【特許文献1】特許第2938356号(特開平8−117026号)公報
【特許文献2】特許第2938383号(特開平9−168425号)公報
【0003】
特許文献1及び2は、上部肩ひもと、この上部肩ひもの下端部に固着された長尺の調整ひものとを有する。上部肩ひもは、上端を背負い具本体の上部に着脱自在に取付けるか、又は固着し、上部肩ひもの下端部に係脱自在な係脱具の一方を設ける。調整ひもは、上部肩ひもの下端部に一端を固着し、他端を調整具、前記係脱具の他方、前記調整具及び背負い具本体の下部に設けられた取付け部に対して着脱自在な第2のフック又は前記取付け部に順次挿通し、更に前記調整具のひも掛け部に挿通して摩擦係合させている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術は、上部肩ひも及び長尺の調整ひもの他に、係脱具及び調整具を必要とするので、コスト高となる。また調整ひもを係脱具、調整具、第2フック又は取付け部に挿通する作業工程が多く、この点からもコスト高になるという問題があった。
【0005】
本発明の課題は、部品点数及び作業工程の削減が図れる背負い具用ひも及び背負い具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明の請求項1は、2個一対の背負い具ひもを有し、この背負い具ひもには、上端に背負い具本体の上部に設けられた取付け部に対して着脱自在な第1の着脱具がそれぞれ設けられ、下端に背負い具本体の下部の左右に設けられた取付け部に対して着脱自在な第2の着脱具がそれぞれ設けられている背負い具用ひもにおいて、前記第1の着脱具が取付けられた上方部の肩ひもと、この肩ひもの下部に取付けられた調整具と、この調整具に挿通されて折り返されて調整具折り返し部を形成した調整ひもとを有し、前記調整ひもの調整具折り返し部は、リングに挿通され、一方端部はリングに挿通されて背負い具本体の下部に設けられた取付け部に着脱自在な第2の着脱具を有し、他方端部は下方に垂れ下がって端部を前記リングに取付けられて垂れ下がり部を形成していることを特徴とする。
【0007】
上記課題を解決するための本発明の請求項2は、請求項1記載の背負い具用ひもの第1及び第2の着脱具を背負い具本体の上部及び下部の取付け部に取付けたことを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決するための本発明の請求項3は、2個一対の背負い具ひもは、上端が背負い具本体の上部にそれぞれ固着され、下端が背負い具本体の下部の左右にそれぞれ固着されている背負い具において、前記背負い具ひもは、上端が背負い具本体の上部にそれぞれ固着された上方部の肩ひもと、この肩ひもの下部に取付けられた調整具と、この調整具に挿通されて折り返されて調整具折り返し部を形成した調整ひもとを有し、前記調整ひもの調整具折り返し部は、リングに挿通され、一方端部はリングに挿通されて背負い具本体の下部に固着され、他方端部は下方に垂れ下がって端部を前記リングに取付けられて垂れ下がり部を形成していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
背負い具本体内の収納物を取り出す場合、背負った背負い具本体を体の前側に持ってくることができ、また逆に体の前側の背負い具本体を容易に背負うことができる。また背負い具ひもは、肩ひもと調整ひもの他に、調整具と単純なリングでよく、更に調整具及びリングへの調整ひもの挿入も単純であるので、コスト低減が図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の一実施の形態を図1乃至図5により説明する。図5に示すように、バッグ本体1の上部には、図1乃至図3に示す背負い具ひも20A、20Bの上部を着脱自在に取付ける輪部よりなる取付け部11が設けられている。バッグ本体1の下部の左右には、背負い具ひも20A、20Bの下部を着脱自在に取付ける取付け部12A、12Bが設けられている。取付け部12A、12Bはリング13A、13Bが取付け帯14A、14Bを介してバッグ本体1の下部に取付けられている。
【0011】
図1は背負い具ひも20A、20Bよりなる背負い具用ひもで、図2は一方の背負い具ひも20Aを示し、図3は他方の背負い具ひも20Bを示す。背負い具ひも20Aと20Bは、ほぼ同じ構造よりなるので、同じ又は相当部材には同一符号を付し、一方の背負い具ひも20Aには符号の後にAを付し、他方の背負い具ひも20Bには符号の後にBを付して説明する。肩ひも21A、21Bの上部には連結帯22A、22Bが固定され、連結帯22A、22Bには周知のフック23A、23Bが取付けられている。
【0012】
肩ひも21A、21Bの下部には連結帯24A、24Bが固定され、連結帯24A、24Bには周知の調整具25A、25Bの上方部が取付けられている。調整具25A、25Bの下方部には長尺の調整ひも26A、26Bが挿通されて折り返されて調整具折り返し部26aとなっており、調整具折り返し部26aはリング27A、27Bに挿通されている。調整具折り返し部26aのリング27A、27Bに挿通された下側のひも部の端部には周知のフック28A、28Bが取付けられている。調整具折り返し部26aのリング27A、27Bに挿通された上側のひも部は下方に垂れ下がり、端部はリング27A、27Bに取付けられて垂れ下がり部26bとなっている。また垂れ下がり部26bにはリング29A、29Bが掛けられ、リング29A、29Bには引張りひも30A、30Bが取付けられている。
【0013】
肩ひも21A、21Bには、連結帯22Aと24A及び22Bと24B間の部分に上下位置規制帯35A、35Bと横幅調整帯36A、36Bを挿通する上下スライド具37A、37Bが配設され、その詳細を図4に示す。なお、上下スライド具37Aと37Bの部分は同じ構造よりなるので、一方の上下スライド具37Aの部分のみ図示し、他方の上下スライド具37Bの部分は図示省略した。
【0014】
上下スライド具37A、37Bは、上下位置規制帯35A、35Bを掛ける横方向に伸びた掛け部37aが設けられ、両側方には横幅調整帯36A、36Bを挿通する横長穴37b、37bが設けられている。上下位置規制帯35A、35Bは、上下スライド具37A、37Bの上方下部より掛け部37aの上方を経て上下スライド具37A、37Bの下方下部に挿通された後、上下端を肩ひも21A、21Bの上方部分に固定されている。従って、上下スライド具37A、37Bは上下位置規制帯35A、35Bに保持され、該上下位置規制帯35A、35Bに沿って上下動させることができる。
【0015】
横幅調整帯36A、36Bは、上下スライド具37A、37Bの横長穴37b、37bに挿通して肩ひも21A、21Bに巻回してリング状に形成され、一方部は対応する他方の肩ひも21A、21B方向に伸びた調整帯36a、36bとなっている。従って、上下スライド具37A、37Bを前記したように上下位置規制帯35A、35Bに沿って上下動させると、横幅調整帯36A、36Bも上下動させられる。一方の調整帯36aは、他方の肩ひも21B方向に単に伸びているのに対し、他方の調整帯36bには調整具38が取付けられている。調整具38には、調整帯36aを掛ける掛け部38aが設けられている。
【0016】
次に使用方法について説明する。図6に示すように、背負い具ひも20A、20Bのフック23A、23Bを取付け部11に取付け、フック28A、28Bを図5に示すリング13A、13Bに取付ける。また調整具38の掛け部38a(図3(a)参照)の両側に調整帯36aを挿通して折り返す。そこで、図9に示すように背負い具を背負った状態で、背負ったバッグ本体1より収納物を取り出す際には体の前側に位置する左右の調整具25A、25Bの一方、例えば図10に示す調整具25Aを上に向けると、2重になっている調整具折り返し部26aが緩み、背負い具ひも20Aの全長が長くなる。そこで、他方の背負い具ひも20Bを体の前に引き回すと、長くした背負い具ひも20Aが首の後ろ側に回り、バッグ本体1を前に回して支えるようになる。これにより、背負い具を持つ必要がなく、両手でバッグ本体1内の収納物を両手で出し入れできる。
【0017】
背負い具を元に戻す(背負う)場合は、バッグ本体1を体の前から背中に戻し、長くした背負い具ひも20Aの2重になっている調整具折り返し部26aの上側の調整具折り返し部26aを背負うのに具合の良い所まで引く。上側の調整具折り返し部26aを引くと、垂れ下がり部26bが胸の前に垂れ下がる。他方の背負い具ひも20Bにおいても、2重になっている調整具折り返し部26aの上側の調整具折り返し部26aを引くと、同様に垂れ下がり部26bが胸の前に垂れ下がる。この垂れ下がり部26b部分を握ると、上がり坂等を歩く時に歩き易くなる。また引張りひも30A、30Bを前に引いて下に引くと、弛んでいた垂れ下がり部26bの部分が2重に綺麗に重なり胸元がスッキリする。
【0018】
このように、バッグ本体1内の収納物を取り出す場合、背負ったバッグ本体1を体の前側に持ってくることができ、また逆に体の前側のバッグ本体1を容易に背負うことができる。また背負い具ひも20A、20Bは、肩ひも21A、21Bと調整ひも26A、26Bの他に、調整具25A、25Bと単純なリング27A、27Bでよく、更に調整具25A、25B及びリング27A、27Bへの調整ひも26A、26Bの挿入も単純であるので、コスト低減が図れる。
【0019】
本発明の要部とは関係ないが、本実施の形態においては、横幅調整帯36A、36Bを有するので、調整具38に挿通された調整帯36aの一端を引っ張るか、又は緩めることにより、背負い具ひも20A、20Bの首後方部分の広がり幅を調節することができる。これにより、図7及び図9に示すようにバッグ本体1を背負った場合、背負い具ひも20A、20Bの肩部分は首側に位置するようになるので、背負い具ひも20A、20Bが肩からずり落ちるのを防止することができる。即ち、体格によって肩ひも21A、21Bの広がりが調整できるので、子供から大人まで背負い具ひも20A、20Bが肩からずり落ちずに快適に背負うことができる。
【0020】
また横幅調整帯36A、36Bは肩ひも21A、21Bに沿って上下動できるようになっている。そこで、横幅調整帯36A、36Bを上方に位置させてバッグ本体1を背負うと、横幅調整帯36A、36B部分が首に近くなるので、バッグ本体1を背中に密着するように背負うことができる。逆に横幅調整帯36A、36Bを下方に位置させて背負うと、横幅調整帯36A、36B部分が首から離れるので、バッグ本体1をゆったりと緩く背負うことができる。即ち、横幅調整帯36A、36Bの上下位置を調整することにより、背負い具ひも20A、20Bが肩からずり落ちるのを防止する効果の他に、背中に密着するように、又はゆったりと好みに応じて背負うことができるようなる。
【0021】
また人によっては、左右の肩のいずれかがより下がっている場合がある。この場合には、下がっている側の背負い具ひも20A又は20B、例えば図8に示すように、背負い具ひも20Bの横幅調整帯36Bを上方に移動させると、この際の背負い具ひも20A、20Bの横幅調整帯36A、36Bは斜めになり、下がっている肩側の背負い具ひも20Bが首側に寄せられるので、より快適に背負うことができる。
【0022】
なお、上記実施の形態は、バッグ本体1に背負い具ひも20A、20Bを着脱自在に取付けたが、背負い具ひも20A、20Bをバッグ本体1に固定してもよい。即ち、フック23A、23B及び28A、28Bを取り除き、またバッグ本体1の取付け部11及び12A、12Bを取り除く。そして、連結帯22A、22B又は肩ひも21A、21Bの上端を直接バッグ本体1の上部に固着する。また調整ひも26A、26Bの取付けひも部26aの端部をバッグ本体1の下部の左右に固着する。これにより、背負い具ひも20A、20Bが一体に取付けられた背負い具が得られる。また上記実施の形態においては、胸ベルトを使用しない場合について説明したが胸ベルトを併用してもよいことは言うまでもない。また一対の背負い具ひもをほぼ対称に形成することにより、右利きでも左利きにも使い易い。
【0023】
また、上記実施の形態においては、背負い具ひも20A、20Bをバッグ本体1の取付け部11及び12A、12Bに着脱自在に取りつける着脱具として、フック23A、23B,28A、28Bを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、着脱可能なもであればよく、例えば係脱具でもよい。また横幅調整帯36a、36bの長さ調整具38は、長さが調整可能なものであればよく、例えば係脱具を用いてもよい。また調整具38を調整帯36bに取付け、調整帯36aは単に伸びたものとしたが、逆に調整具38を調整帯36aに取付け、調整帯36bは単に伸びたものとしてもよい。
- 【公開番号】特開2009−11634(P2009−11634A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【発明の名称】背負い具用ひも及び背負い具
【発明者】
【氏名】鈴木 尚次
- 【出願番号】特願2007−178319(P2007−178319)
【出願日】平成19年7月6日(2007.7.6)
【出願人】
【識別番号】507230913
【氏名又は名称】鈴木 尚次
- 【代理人】
【識別番号】100074239
【弁理士】
【氏名又は名称】田辺 良徳
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