温水暖房機能付き床パネル
スポンサード リンク
- 【要約】
【課題】 温水暖房機能付き床パネルにおいて、表面材の枠部に形成した切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間を塞いで、断熱マットと表面材の裏側の枠部と補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入する際の、合成樹脂発泡材の外部への漏れを防止すること。
【解決手段】 温水暖房機能付き床パネルは、枠部8の一部に温水配管11を貫通させる切欠き部8cが形成され、切欠き部8cとは逆向きのU字状部10aが形成された隙間防止シート10であって、枠部8の内側において、切欠き部8cのうち温水配管11が貫通しない隙間部を覆う合成樹脂製の隙間防止シート10を設けた。
スポンサード リンク
- 【特許請求の範囲】
【請求項1】
床面を形成する表面材の裏側に断熱材に温水配管を内蔵した断熱マットを備え、断熱マットと表面材の裏側の周囲に立設する枠部と枠部の表面材に対向する側を覆う補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入した温水暖房機能付きパネルにおいて、
前記枠部の一部に前記温水配管を貫通させる切欠き部が形成され、
前記枠部の内側に、少なくとも前記切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間部を覆う隙間防止シートを設けたことを特徴とする温水暖房機能付き床パネル。
【請求項2】
前記隙間防止シートは、前記合成樹脂発泡材の発泡時に前記枠部の内面に押し付けられ、枠部の内面に密着することを特徴とする請求項1に記載の温水暖房機能付き床パネル。
【請求項3】
前記切欠き部は、前記補強板側に開放されたU字状に形成され、
前記隙間防止シートには、切欠き部とは逆向きのU字状部が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の温水暖房機能付き床パネル。
【請求項4】
前記温水配管は複数の環状の凹部と環状の凸部を交互に形成してなる配管カバーを備え、この配管カバーの環状凹部に隙間防止シートの縁部が嵌合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の温水暖房機能付き床パネル。
- 【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温水暖房機能付き床パネルに関し、特に断熱マットと表面材の裏側の枠部と枠部の表面材に対向する側を覆う補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入する際の、合成樹脂発泡材の外部への漏れを防止するようにしたものに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、温水暖房機能付き床パネルは、基本的に、床面を形成する合成樹脂製の表面材と、その裏側に配置され温水配管が内蔵された断熱マットと、断熱空間と、鋼製の補強板とを上から順に設けて、温水配管内に温水を循環させて床面の温度を上昇させる構造となっており、床面に作用する荷重を支持する為に、表面パネルの裏面から補強板まで延びる補強用の井桁状のリブが表面パネルの裏面に一体形成されている。
【0003】
例えば 特許文献1に記載の浴室床構造においては、裏面側のリブを省略したFRP(繊維強化プラスチック)製の床本体と、これの上面に設けられた高密度発泡ウレタン層と、このウレタン層に組み込まれた蛇行状の温水循環用パイプと、ウレタン層の表面に設けられた複数のタイルからなる平板状の外装層とを有する。
【0004】
特許文献2に記載の温水暖房機能付き床パネルにおいては、表面パネルの裏面のリブに温水配管を配設する為の複数の切欠き部を形成し、表面パネルの裏側に、アルミシートと、発泡ポリスチレン製の断熱マットと、断熱空間に多数の発泡ポリウレタン製の小球を充填してなる断熱層と、補強板とが上から順に設けられ、断熱マットの内部に温水配管を蛇行状に配設している。
【特許文献1】特開平10−219776号公報
【特許文献2】特開2004−205089号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、温水暖房機能付き床パネルにおいては、給湯器等の熱源機からの温水を温水配管に供給したり、温水配管内を循環した温水を外部に排出する為に、表面材の裏側の周囲に立設する枠部の一部に温水配管を貫通させる切欠き部を形成し、切欠き部を介して温水配管を外部の温水供給管や温水排出管と接続する必要がある。
しかし、特許文献1,2の構造においては、断熱マットと表面材の裏側の枠部と補強板とで区画される空間にコンプレッサ等により合成樹脂発泡材が注入されるが、合成樹脂発泡材の発泡時に生じる発泡圧によって、前記切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間から外部へ合成樹脂発泡材が漏れるという問題が生じる虞がある。
【0006】
本発明の目的は、温水暖房機能付き床パネルにおいて、表面材の枠部に形成した切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間を塞いで、断熱マットと表面材の裏側の枠部と補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入する際に、合成樹脂発泡材が外部へ漏れるのを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の温水暖房機能付き床パネルは、床面を形成する表面材の裏側に断熱材に温水配管を内蔵した断熱マットを備え、断熱マットと表面材の裏側の周囲に立設する枠部と枠部の表面材に対向する側を覆う補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入した温水暖房機能付きパネルにおいて、前記枠部の一部に前記温水配管を貫通させる切欠き部が形成され、前記枠部の内側に、少なくとも前記切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間部を覆う隙間防止シートを設けたことを特徴としている。
【0008】
この温水暖房機能付き床パネルには、表面材の裏側の周囲に立設する枠部の一部に温水配管を貫通させる切欠き部が形成され、枠部の内側に、少なくとも切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間部を覆う隙間防止シートが設けられている。この隙間防止シートにより切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間が塞がれるため、断熱マットと表面材の裏側の枠部と補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入する際に、合成樹脂発泡材が外部に漏れない。
【0009】
請求項2の温水暖房機能付き床パネルは、請求項1の発明において、前記隙間防止シートは、前記合成樹脂発泡材の発泡時に前記枠部の内面に押し付けられ、枠部の内面に密着することを特徴としている。
【0010】
請求項3の温水暖房機能付き床パネルは、請求項1又は2の発明において、前記切欠き部は、前記補強板側に開放されたU字状に形成され、前記隙間防止シートには、切欠き部とは逆向きのU字状部が形成されたことを特徴としている。
【0011】
請求項4の温水暖房機能付き床パネルは、請求項1〜3の何れかの発明において、前記温水配管は複数の環状の凹部と環状の凸部を交互に形成してなる配管カバーを備え、この配管カバーの環状凹部に隙間防止シートの縁部が嵌合されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、枠部の一部に温水配管を貫通させる切欠き部が形成され、枠部の内側に、少なくとも切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間部を覆う隙間防止シートを設けたので、隙間防止シートにより切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間を簡単に塞ぐことができ、断熱マットと表面材の裏側の枠部と補強板とで区画される空間に合成樹脂発泡材を注入する際に、合成樹脂発泡材が外部に漏れるのを防止することができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、隙間防止シートは、合成樹脂発泡材の発泡時に枠部の内面に押し付けられ、枠部の内面に密着するので、切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間がなくなり合成樹脂発泡材が外部に漏れない。
【0014】
請求項3の発明によれば、切欠き部は、補強板側に開放されたU字状に形成され、隙間防止シートには、切欠き部とは逆向きのU字状部が形成されたので、温水配管を切欠き部から貫通させた状態で、切欠き部に隙間防止シートのU字状部を位置合わせすることにより、隙間防止シートを容易に所期の位置に組み付けることができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、温水配管は複数の環状の凹部と環状の凸部を交互に形成してなる配管カバーを備え、この配管カバーの環状凹部に隙間防止シートの縁部が嵌合されているので、切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間を確実に塞ぐことができ、合成樹脂発泡材の注入時における合成樹脂発泡材の外部への漏れ防止効果が一層高まる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の温水暖房機能付き床パネルは、枠部の一部に温水配管を貫通させる切欠き部が形成され、枠部の内側に、少なくとも切欠き部のうち温水配管が貫通しない隙間部を覆う隙間防止シートを設けたものである。
【実施例】
【0017】
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、浴室の洗い場やシャワー室等の床に使用する温水暖房機能付き床パネルに本発明を適用した場合の一例である。
図1に示すように、この温水暖房機能付き床パネル1(以下、床パネルという)は、床面を形成する表面材2と、表面材2の裏側の周囲に立設する枠部8の内側に設けた隙間防止シート10と、その裏側の金属製シート16(図2参照)と、その裏側の断熱材に温水配管11を内蔵した断熱マット3と、その裏側の合成樹脂製の防熱シート4と、その裏側の合成樹脂発泡体層5と、その裏側の補強板6とを有し、この床パネル1は床下の矩形枠状の基台7上に載置されて固定される。この鋼製角パイプ材で構成された基台7は、1対の長尺材7aと1対の短尺材7bで構成されている。
【0018】
図1〜図4に示すように、表面材2は、ほぼ矩形状(本実施例では長方形状)に形成され、熱硬化性樹脂にガラス繊維を複合した厚手のシート状の複合材(SMC)を金型を用いてプレス成形した浴室用の洗い場床パンである。この表面材2は、排水口2aに向かって流れ勾配を有す排水勾配(例えば、1〜3°)を有し、床面に落ちた洗い水等がスムーズに排水されるように構成されている。
【0019】
表面材2の裏面には枠部8と1つのリブ9が一体的に形成されている。枠部8は、表面材2の裏面の周縁に沿ってほぼ矩形状に形成され、長手方向に延びる1対の長辺部8aと、1対の短辺部8bとを有する。これら長辺部8aと短辺部8bは、表面材2の裏面から下方に向かって突出し、断熱マット3と合成樹脂発泡体層5の外周を囲繞するように形成されている。リブ9は、1対の長辺部8a間の略中央位置に長辺部8aと平行に延びるように形成され、枠部8と同じ高さを有する。
【0020】
図1〜図3,図5に示すように、断熱マット3は、例えば、15mmの厚さの発泡ポリスチレン樹脂で構成され、表面材2と同様の形状で表面材2の裏面側に枠部8の内側に納まる大きさに構成されている。断熱マット3の上部側約2/3厚さ部分には、温水配管11を配設する為の温水配管用の溝13が形成されるともに、断熱マット3には、表面材2のリブ9を挿通させる為のスリット部14が設けられている。
【0021】
温水配管用の溝13は、温水配管11の形状に合わせた蛇行状に形成されている。スリット部14は、表面材2のリブ9とほぼ同様の長さで、断熱マット3に対して縦方向に貫通状に形成されている。このスリット部14は、表面材2のリブ9と対向状に設けられている。
【0022】
合成樹脂製の温水配管11は、断熱マット3の溝13に配設され、金属製シート16の裏面に接触し且つ防熱シート4に接触しない位置に配設される。図1、図6、図7に示すように、温水配管11のうちの外部へ導出される部位には、複数の環状凹部12aと環状凸部12bを交互に形成してなる合成樹脂製の配管カバー12が装着されている。これら複数の環状凹部12aと環状凸部12bが約2mmのピッチで交互に連続するように構成され、配管カバー12は曲折可能になっている。
【0023】
図1、図8、図9に示すように、枠部8の一部には、温水配管11を貫通させる2つの切欠き部8cが形成されており、これら2つの切欠き部8cは、補強板6側に開放されたU字状に夫々形成され、温水配管11を装着する為の配管カバー12の外径とほぼ同じ幅に形成されている。温水配管11の一端部は、一方の切欠き部8cを介して外部に導出されて温水供給管(図示略)が接続されている。温水配管11の他端部は、他方の切欠き部8cを介して外部に導出されて温水排出管(図示略)が接続されている。給湯器等の熱源機からの温水は、温水供給管を介して温水配管11に供給され、温水配管11内を蛇行状に循環してから、温水排出管を介して排出される。これにより、温水床暖房を行うことができる。
【0024】
次に、隙間防止シート10について説明する。
図8、図9に示すように、隙間防止シート10は合成樹脂材料にて構成され、この隙間防止シート10には、枠部8の切欠き部8cと同幅且つ逆向きの2つのU字状部10aが形成されている。隙間防止シート10は、枠部8の切欠き部8cのうち温水配管11が貫通しない隙間部18を覆う為のものであり、配管カバー12の環状凹部12aに隙間防止シート10のU字状部10aの縁部を夫々嵌合させた状態で枠部8の内側に組み付けられ、この隙間防止シート10は、合成樹脂発泡材を注入する際の合成樹脂発泡材の発泡圧によって、枠部8の内面に押し付けられて枠部8の内面に密着する。
【0025】
図2,図3に示すように、温水配管11を配設した断熱マット3の上面には、金属製シート16が貼り付けられる。この金属製シート16は、断熱マット3の上面全体を覆う大きさで、例えば、厚み100μmの熱伝導性に優れるアルミシートで構成されている。金属製シート16は、表面材2の裏面と断熱マット3の上面の間に密着状に介在され、温水配管11に接触している。金属製シート16は接着剤にて表面材2の裏面に固着され、また、両面テープにより断熱マット3の上面に固着される。
【0026】
合成樹脂製の防熱シート4は、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂からなる主原料に発泡剤などを加えて発泡成形された断熱性と耐熱性に優れるシート部材で構成され、断熱マット3と同様の大きさに構成されている。
この合成樹脂製の防熱シート4は、断熱マット3と合成樹脂発泡体層5の間に密着状に介在され、防熱シート4の上面が断熱マット3の裏面に接着剤で固着され、下面が合成樹脂発泡体層5に接合される。実施例の合成樹脂製の防熱シート4は、例えば厚さ3mmで、100℃の温度に耐えるものであり、合成樹脂発泡体層5を形成する際に発生する発泡熱が断熱マット3に伝熱するのを防止する為のものである。
【0027】
次に、合成樹脂発泡体層5について説明する。
図1〜図3に示すように、合成樹脂発泡体層5は、例えば、イソシアネートとポリオール触媒、発泡剤及び整泡剤とを混合して泡化反応と樹脂化反応を同時に行わせて発泡させた高密度のポリウレタン発泡体で構成されている。この合成樹脂発泡体層5は、例えば、厚さ10mm〜40mmに形成される。合成樹脂発泡体の発泡倍率は、例えば20倍〜35倍に設定される、この倍率で発泡させることにより、合成樹脂発泡体層5が剛性・強度と断熱性に優れたものとなる。
【0028】
ここで、図12に示すように、合成樹脂発泡体層5を形成する発泡装置23は、例えば、イソシアネート(図12でA液に相当)とポリオール化合物(図12でB液に相当)の2成分を含む物質が夫々収納された原液タンク24,25と、前記2成分の原液が加圧されるポンプ21と、これら2成分を混合して泡化反応と樹脂化反応とを同時に行わせると共に、その混合液(合成樹脂発泡材)を、枠部8と断熱マット3の裏面に固着された防熱シート4と補強板6とで区画された注入空間17に注入する2本の注入ノズル19と、充填時に注入ノズル19に加圧空気を供給するコンプレッサ20とを備えている。
【0029】
補強板6は、例えば厚み0.4mmの鋼板で構成され、断熱マット3のスリット部14を貫通した表面材2のリブ9と枠部8の下端に当接し、合成樹脂発泡体層5の裏面に接合された状態になって、枠部8の下端側を覆うように表面材2に対向する側を覆っている。
【0030】
次に、温水暖房機能付き床パネル1の製造方法について説明する。
図4〜9に示すように、作業者は、断熱マット3の上面の温水配管用の溝13に、温水配管11を収納し、断熱マット3の上面に金属製シート16の裏面を両面テープで貼り付ける。温水配管11のうち外部に導出される部位について配管カバー12を夫々装着し、これらを枠部8の切欠き部8cを介して外部に導出する。このとき、図8に示すように、枠部8のうち切欠き部8cが形成された部位の内面から内側2mmの間に、配管カバー12の環状凹部12aが夫々位置するようにしておく。つまり、隙間防止シート10を組み付けたときに、隙間防止シート10の一方の面が枠部8の内面と接触するようにしておく。
【0031】
次に、表面材2のリブ9を断熱マット3のスリット部14に嵌め合わせ、断熱マット3が表面材2の裏面内部に納まるように断熱マット3を嵌め込み、断熱マット3の上面の金属製シート16の上面を接着剤で表面材2の裏面に貼り付ける。
次に、図8、図9に示すように、配管カバー12の環状凹部12aに隙間防止シート10のU字状部10aの縁部を夫々嵌合させた後、隙間防止シート10の一方の面に予め貼り付けられた両面テープで、隙間防止シート10の一方の面を枠部8の内面に仮止めしておく。
【0032】
次に、図10に示すように、合成樹脂発泡材の充填時における、合成樹脂発泡体の回り込み防止用ブロック23をリブ9の両端部と枠部8の短辺部8bとの間に介装する。次に、防熱シート4を両面テープで断熱マット3の裏面に貼り付ける。次に、図11に示すように、補強板6を表面材2のリブ9の下端に当接させつつ、補強板6の周縁を表面材2の枠部8に少数のビスで固定する。こうして、枠部8の内側において防熱シート4の裏面と補強板6との間に合成樹脂発泡材を充填する為の注入空間17が形成される。この注入空間17は、表面材2のリブ9を隔てて2区画に区画されている。
【0033】
次に、図12に示すように、上記の表面材2などの組立体をプレス機22の下型22aと上型22aの間に押圧状態にセットした状態で、発泡装置23の原液タンク24,25からポンプ21内へ吸入された2成分の原液が、枠部8の2つの注入孔8aに装着された2本の注入ノズル19から注入空間17の2つの区画に注入充填されて発泡し、高密度の合成樹脂発泡体層5が2つの区画に形成される。また、隙間防止シート10は、合成樹脂発泡材の発泡時に生じる発泡圧によって、枠部8の内面に押し付けられて枠部8の内面に密着し、切欠き部8cのうち配管カバー12が貫通しない隙間がなくなる。上記のようにして、剛性・強度と断熱性に優れた温水暖房機能付き床パネル1が得られる。
【0034】
次に、以上説明した温水暖房機能付き床パネル1の作用、効果について説明する。
このように、枠部8の一部に配管カバー12を装着した温水配管11を貫通させる切欠き部8cが形成され、枠部8の内側に、切欠き部8cのうち配管カバー12が貫通しない隙間部18を覆うように隙間防止シート10を組み付けたので、隙間防止シート10により切欠き部8cのうち配管カバー12が貫通しない隙間を簡単に塞ぐことができ、断熱マット3と表面材2の裏側の枠部8と補強板6とで区画される注入空間17に合成樹脂発泡材を注入する際に、合成樹脂発泡材が外部に漏れるのを防止することができる。
【0035】
隙間防止シート10は、合成樹脂発泡材の発泡時に発泡圧によって枠部8の内面に押し付けられ、枠部8の内面に密着するので、前記隙間がなくなり合成樹脂発泡材が外部に漏れない。切欠き部8cは、補強板6側に開放されたU字状に形成され、隙間防止シート10には、切欠き部8cとは逆向きのU字状部10aが形成されたので、配管カバー12を切欠き部8cから貫通させた状態で、切欠き部8cに隙間防止シート10のU字状部10aを位置合わせして枠部8の内側に組み付けることにより、隙間防止シート10を容易に所期の位置に組み付けることができる。
【0036】
温水配管11は複数の環状凹部12aと環状凸部12bを交互に形成してなる配管カバー12を備え、この配管カバー12の環状凹部12aに隙間防止シート10のU字状部10aの縁部を嵌合且つ枠部8の内面に密着させておくので、前記隙間を確実に塞ぐことができ、合成樹脂発泡材の注入時における合成樹脂発泡材の外部への漏れ防止効果が一層高まる。
【0037】
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]合成樹脂製の防熱シート4は、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂やフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂で構成してもよい。尚、防熱シート4は、合成樹脂性の発泡体でない中実のシートで構成してもよい。
2]温水配管11は、ステンレス鋼等の金属部材で構成してもよい。
【0038】
3]枠部8の内面に隙間防止シート10を組み付ける際、配管カバー12の環状凹部12aに隙間防止シート10のU字状部10aの縁部を嵌合固定させて隙間防止シート10を自立させておけばよく、この場合、仮止め用の両面テープが不要になる。
4〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
- 【公開番号】特開2009−2600(P2009−2600A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【発明の名称】温水暖房機能付き床パネル
【発明者】
【氏名】松居 伸明
【氏名】福井 宣広
- 【出願番号】特願2007−164965(P2007−164965)
【出願日】平成19年6月22日(2007.6.22)
【出願人】
【識別番号】000004709
【氏名又は名称】株式会社ノーリツ
- 【代理人】
【識別番号】100089004
【弁理士】
【氏名又は名称】岡村 俊雄
★当サイトのどのページも全てリンクフリーです、自由にお使いください
※以下のタグをホームページ中に張り付けると便利です。
★携帯電話でも特許データを見られます 携帯URL:http://m.tokkyoj.com/md/tk2009-2600.php
【友達に教える】
スポンサード リンク