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自転車用警報装置
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- 【要約】
【課題】夜間に後方より近づいてくる自動車などに対して、その存在を知らせるための自転車用警報装置、特にブレーキをかけたことを後続の自動車などに対して知らせるための自転車用警報装置において、ブレーキの作動を検知するブレーキ作動検知手段を既存の自転車に組み込むことが容易な自転車用警報装置を提供する。
【解決手段】尾灯11と、尾灯11へ電流を供給する電源12と、尾灯11を点灯または消灯させる手動式スイッチ14と、ブレーキレバー12の操作によりブレーキワイヤ8を介してクランク(揺動部材)25が揺動することで制動動作が行われるバンドブレーキ21と、バンドブレーキ21の作動を検知するブレーキ作動検知手段とが備えられた自転車用警報装置であって、ブレーキ作動検知手段はバンドブレーキ21を構成するクランク(揺動部材)25に直接当接するレバー形b接点マイクロスイッチ(ブレーキ作動検知スイッチ)71’で構成される。
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- 【特許請求の範囲】
【請求項1】
尾灯と、該尾灯へ電流を供給する電源と、前記尾灯を点灯または消灯させる手動式スイッチと、ブレーキレバーの操作によりブレーキワイヤを介して揺動部材が揺動することで制動動作が行われるブレーキと、該ブレーキの作動を検知するブレーキ作動検知手段とが備えられた自転車用警報装置であって、
前記ブレーキ作動検知手段は、前記ブレーキを構成する揺動部材に直接当接するブレーキ作動検知スイッチのみで構成されることを特徴とする自転車用警報装置。
【請求項2】
尾灯と、該尾灯へ電流を供給する電源と、前記尾灯を点灯または消灯させる手動式スイッチと、ブレーキレバーの操作によりブレーキワイヤを介して揺動部材が揺動することで制動動作が行われるブレーキと、該ブレーキの作動を検知するブレーキ作動検知手段とが備えられた自転車用警報装置であって、
前記ブレーキ作動検知手段は、前記ブレーキワイヤを構成するインナーケーブルに取り付けられた作動部と該作動部に当接するブレーキ作動検知スイッチとから構成され、
前記作動部は、前記インナーケーブルの前記揺動部材への連結部より先端側に取り付けられることを特徴とする自転車用警報装置。
【請求項3】
前記ブレーキは、バンドブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用警報装置。
【請求項4】
前記ブレーキは、カンチレバーV形キャリパブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用警報装置。
【請求項5】
前記ブレーキは、カンチレバー形キャリパブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用警報装置。
【請求項6】
前記ブレーキは、サイドプル形キャリパブレーキであることを特徴とする請求項2に記載の自転車用警報装置。
【請求項7】
前記手動式スイッチと前記ブレーキ作動検知スイッチは直列に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自転車用警報装置。
【請求項8】
前記尾灯は複数の発光ダイオードが内蔵されており、前記複数の発光ダイオードの全部が前記手動式スイッチのオン状態及び前記ブレーキ作動検知スイッチのオン状態のときに同時に点灯されることを特徴とする請求項7に記載の自転車用警報装置。
【請求項9】
前記手動式スイッチと前記ブレーキ作動検知スイッチは並列に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自転車用警報装置。
【請求項10】
前記尾灯は複数の発光ダイオードが内蔵されており、前記複数の発光ダイオードの一部が前記手動式スイッチのオン状態のときに点灯されることを特徴とする請求項9に記載の自転車用警報装置。
【請求項11】
前記尾灯は複数の発光ダイオードが内蔵されており、前記複数の発光ダイオードの全部が前記手動式スイッチのオン状態及び前記ブレーキ作動検知スイッチのオン状態のときに同時に点灯されることを特徴とする請求項9に記載の自転車用警報装置。
- 【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、夜間に後方より近づいてくる自動車などに対して、その存在を知らせるための自転車用警報装置、特にブレーキをかけたことを後続の自動車などに対して知らせるための自転車用警報装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、自転車用警報装置として、次のようなものが提案されている。
すなわち、ポジションライトとしての第1発光手段と、ブレーキライトとしての第2発光手段と、前記第1と第2発光手段に必要な電流を供給する電源供給手段と、該ポジションライトの点灯を制御する第1制御手段と、前記ポジションライトとブレーキワイヤによる発生した光を反射する反射手段と、前記諸手段を収納するハウジングと、該ハウジングに蓋をする透明又は半透明のパネルと、該ハウジングを車体に取り付ける取付け手段と、ブレーキワイヤに取り付けられブレーキワイヤの移動によってブレーキライトの点灯を制御する第2制御手段とを有することを特徴とする自転車のブレーキライトにおいて、
前記ブレーキライトの点灯を制御する第2制御手段はブレーキワイヤに取り付けられ、ブレーキワイヤの前後移動によって作動するベローズ式スイッチである自転車のブレーキライトが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかし、上記特許文献1に開示の自転車のブレーキライトにおいては、ベローズ式スイッチ(本発明でいうブレーキ作動検知スイッチに対応)がブレーキ(図示しない)を作動させるブレーキワイヤ(本発明でいうインナーケーブルに対応)の途中に取り付けられているので、ベローズ式スイッチを既存の自転車に組み込むことは容易でない、という問題を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平3−121139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明は、夜間に後方より近づいてくる自動車などに対して、その存在を知らせるための自転車用警報装置、特にブレーキをかけたことを後続の自動車などに対して知らせるための自転車用警報装置において、ブレーキの作動を検知するブレーキ作動検知手段を既存の自転車に組み込むことが容易な自転車用警報装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、尾灯と、該尾灯へ電流を供給する電源と、前記尾灯を点灯または消灯させる手動式スイッチと、ブレーキレバーの操作によりブレーキワイヤを介して揺動部材が揺動することで制動動作が行われるブレーキと、該ブレーキの作動を検知するブレーキ作動検知手段とが備えられた自転車用警報装置であって、
前記ブレーキ作動検知手段は、前記ブレーキを構成する揺動部材に直接当接するブレーキ作動検知スイッチのみで構成されることを特徴とする自転車用警報装置である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、尾灯と、該尾灯へ電流を供給する電源と、前記尾灯を点灯または消灯させる手動式スイッチと、ブレーキレバーの操作によりブレーキワイヤを介して揺動部材が揺動することで制動動作が行われるブレーキと、該ブレーキの作動を検知するブレーキ作動検知手段とが備えられた自転車用警報装置であって、
前記ブレーキ作動検知手段は、前記ブレーキワイヤを構成するインナーケーブルに取り付けられた作動部と該作動部に当接するブレーキ作動検知スイッチとから構成され、
前記作動部は前記インナーケーブルの前記揺動部材への連結部より先端側に取り付けられることを特徴とする自転車用警報装置である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記ブレーキは、バンドブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用警報装置である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記ブレーキは、カンチレバーV形キャリパブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用警報装置である。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記ブレーキは、カンチレバー形キャリパブレーキであることを特徴とする請求項1に記載の自転車用警報装置である。
【0011】
請求項6に記載の発明は、前記ブレーキは、サイドプル形キャリパブレーキであることを特徴とする請求項2に記載の自転車用警報装置である。
【0012】
請求項7に記載の発明は、前記手動式スイッチと前記ブレーキ作動検知スイッチは直列に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自転車用警報装置である。
【0013】
請求項8に記載の発明は、前記尾灯は複数の発光ダイオードが内蔵されており、前記複数の発光ダイオードの全部が前記手動式スイッチのオン状態及び前記ブレーキ作動検知スイッチのオン状態のときに同時に点灯されることを特徴とする請求項6に記載の自転車用警報装置である。
【0014】
請求項9に記載の発明は、前記手動式スイッチと前記ブレーキ作動検知スイッチは並列に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自転車用警報装置である。
【0015】
請求項10に記載の発明は、前記尾灯は複数の発光ダイオードが内蔵されており、前記複数の発光ダイオードの一部が前記手動式スイッチのオン状態のときに点灯されることを特徴とする請求項9に記載の自転車用警報装置である。
【0016】
請求項11に記載の発明は、前記尾灯は複数の発光ダイオードが内蔵されており、前記複数の発光ダイオードの全部が前記手動式スイッチのオン状態及び前記ブレーキ作動検知スイッチのオン状態のときに同時に点灯されることを特徴とする請求項9に記載の自転車用警報装置である。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、前記ブレーキ作動検知手段を構成する前記ブレーキ作動検知スイッチ及び前記ブレーキ作動検知スイッチに当接する前記作動部を、既存の自転車に容易に取り付けることができる。
また、本発明によれば、前記尾灯はポジションランプあるいはブレーキランプとして機能させることが可能である。
- 【公開番号】特開2011−37311(P2011−37311A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【発明の名称】自転車用警報装置
- 【出願番号】特願2009−183803(P2009−183803)
【出願日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【出願人】
【識別番号】509151452
【氏名又は名称】株式会社アルティスタ
- 【代理人】
【識別番号】100103805
【弁理士】
【氏名又は名称】白崎 真二
【識別番号】100126516
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 綽勝
【識別番号】100132104
【弁理士】
【氏名又は名称】勝木 俊晴
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