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管接続装置
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- 【要約】
【課題】流体管から分岐口を介し連通する接続部に接続された分岐管への流量を常に保つことができる管接続装置を提供すること。
【解決手段】流体管1を被覆する被覆部11と、流体管1に形成される分岐口1aの開口縁1bに沿った開口縁13aを有した開口部13と、分岐管40を水密に接続可能に開口した接続部15と、開口部13と接続部15とを連通可能な開閉弁部14とを備え、流体管1に対し所定限度量の相対移動を許容した状態で水密に接続される管接続装置10であって、開口部13は、管接続装置10が限度量相対移動しても分岐口1aの開口領域を維持可能に、分岐口1aの開口縁1bよりも大きい開口領域の開口縁13aを有している。
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- 【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体管を被覆する被覆部と、該流体管に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁を有した開口部と、前記分岐口を穿設する穿孔機若しくは分岐管を水密に接続可能に開口した接続部と、前記開口部と接続部とを連通可能な開閉弁部と、を備え、前記流体管に対し所定限度量の相対移動を許容した状態で水密に接続される管接続装置であって、
前記開口部は、前記管接続装置が前記限度量相対移動しても前記分岐口の開口領域を維持可能に、前記分岐口の開口縁よりも大きい開口領域の開口縁を有していることを特徴とする管接続装置。
【請求項2】
前記開口部は、前記開閉弁部との間に開放された開放領域を有していることを特徴とする請求項1に記載の管接続装置。
【請求項3】
前記管接続装置は、前記被覆部と、該被覆部とは別体の少なくとも前記開口部とを、前記流体管に互いに組付けることで該流体管に接続されるように成っており、前記開口部の開口縁が前記被覆部に向けて開口していることを特徴とする請求項1または2に記載の管接続装置。
【請求項4】
前記開口部の開口縁は、前記分岐口の開口縁と略同軸に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管接続装置。
- 【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体管を被覆する被覆部と、この流体管に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁を有した開口部と、分岐口を穿設する穿孔機若しくは分岐管を水密に接続可能に開口した接続部と、開口部と接続部とを連通可能な開閉弁部と、を備え、前記流体管に対し所定限度量の相対移動を許容した状態で水密に接続される管接続装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の管接続装置は、流体管に形成される分岐口の開口縁と略同形状の開口縁を有した開口部を備え、流体管に水密に接続している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4162063号公報(第4頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1にあっては、図9(a)に示されるように、流体管100に接続した後の管接続装置が、地震等の不測の外力により流体管に対し相対移動した場合に、図9(b)に示されるように、管接続装置を構成する開口部130の開口縁130aが、流体管100の分岐口100aの開口縁100bを一部被覆してしまうことに起因し、接続当初の開口領域Kよりも小さい開口領域K’に成り、分岐口100aを介し流体管100から分岐管に向けて分流する流量が減少してしまう虞があるという問題がある。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、流体管から分岐口を介し連通する接続部に接続された分岐管への流量を常に保つことができる管接続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明の管接続装置は、
流体管を被覆する被覆部と、該流体管に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁を有した開口部と、前記分岐口を穿設する穿孔機若しくは分岐管を水密に接続可能に開口した接続部と、前記開口部と接続部とを連通可能な開閉弁部と、を備え、前記流体管に対し所定限度量の相対移動を許容した状態で水密に接続される管接続装置であって、
前記開口部は、前記管接続装置が前記限度量相対移動しても前記分岐口の開口領域を維持可能に、前記分岐口の開口縁よりも大きい開口領域の開口縁を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、流体管に水密に接続された管接続装置が、不測の外力等により流体管に対し所定限度量まで相対移動しても、十分に大きい開口領域の開口縁を有した開口部により、流体管の分岐口の開口領域が維持されるため、流体管から分岐口を介し、連通する接続部に接続された分岐管への流量が常に保たれることになる。
【0007】
本発明の管接続装置は、
前記開口部は、前記開閉弁部との間に開放された開放領域を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、管接続装置が流体管に対し所定限度量まで相対移動しても、開閉弁部との間に開放された開放領域を有した開口部により、分岐口を介し開閉弁部に向けての流路が確保され、連通する接続部に接続された分岐管への流量が確実に保たれることになる。
【0008】
本発明の管接続装置は、
前記管接続装置は、前記被覆部と、該被覆部とは別体の少なくとも前記開口部とを、前記流体管に互いに組付けることで該流体管に接続されるように成っており、前記開口部の開口縁が前記被覆部に向けて開口していることを特徴としている。
この特徴によれば、開口部の開口縁と流体管に形成される分岐口の開口縁とを容易に位置合わせした状態で、開口部と被覆部とを組付けるだけで流体管に接続できる。
【0009】
本発明の管接続装置は、
前記開口部の開口縁は、前記分岐口の開口縁と略同軸に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、開口部の開口縁が、分岐口の開口縁と略同軸に形成されていることで、管接続装置の流体管に対する相対移動の範囲を多方向に拡げることができる。
- 【公開番号】特開2011−89593(P2011−89593A)
【公開日】平成23年5月6日(2011.5.6)
【発明の名称】管接続装置
- 【出願番号】特願2009−243793(P2009−243793)
【出願日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】
【識別番号】000105556
【氏名又は名称】コスモ工機株式会社
- 【代理人】
【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
【識別番号】100116757
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 英雄
【識別番号】100123216
【弁理士】
【氏名又は名称】高木 祐一
【識別番号】100089336
【弁理士】
【氏名又は名称】中野 佳直
【識別番号】100163212
【弁理士】
【氏名又は名称】溝渕 良一
【識別番号】100148161
【弁理士】
【氏名又は名称】秋庭 英樹
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