勝って取り返すという思考を捨ててオンカジの損切りを理解した上で遊ぼう


オンラインカジノには必勝法はないが、負けすぎない方法だけはある。

そして、この負けすぎない方法だけをしっかり活用できる人間だけが、オンラインカジノという沼にハマったとしても借金地獄に足を踏み入れることだけは回避できる。

その負けすぎない方法というのは「損切り」だ。

損切りというものが何なのかを理解し、なおかつ、理解したことを実践できる人間であれば、オンラインカジノで負けたときの被害額を最小限に抑えることができる。

損切りは、理解するのは誰でもできるし簡単だが、実際に自分がまけているときにその決断をするのが難しい選択である。

この難しさに抗えないため、多くの人はオンラインカジノでの借金を増やしていくことになるのだ。

今回は、株式用語から転用されたオンラインカジノの戦略である損切りについて解説していくことにしよう。

損切りというのは投資用語でありギャンブル用語ではない

そもそも、損切りという言葉は投資の場面で使われる言葉であって、厳密にはギャンブル用語ではない。

投資用語としての損切りは、「利益が期待できない保有株をよいタイミングで売却することで損失を確定させる」という意味を持っている。

一方、オンラインカジノなどで使われるギャンブル用語としての損切りについては、せいぜいが「やめどきを見極めること」くらいの意味しか持たない。

もし、この二つの意味の違いにそれほど大きな差を感じないというのであれば、投資とギャンブルというものを混同して考えている可能性が高いため危険だ。

投資というのは基本的には長期的な視野で利益獲得を目指すものであり、オンラインカジノのようなギャンブルの場合は、短期的な視野で利益獲得を目指すものである、という決定的な違いがある。

「長期的か短期的か」というこの一点において、「損切り」という言葉と行為は、その効果や意味が違ってしまう。

投資における損切りと、オンラインカジノにおける損切りは、似て非なるものであり、別物であると考えたほうがいいだろう。

別物である以上は、それを見極めるタイミングもまったく違うものであるし、結果としておさえられる損失なども違ってくることになる。

とはいえ、「安定した利益を少しでも獲得するためにあえて損で終わらせる」という投資特有の損切りという方法は、「安定した勝ちというものがそもそもない」というオンラインカジノの戦略としてある程度は転用可能なのも事実だ。

オンラインカジノでは負け始めた瞬間に損切りをしよう

オンラインカジノにおいては、負けが始まった早い段階で「やめどき」と判断して損切りをするのがオススメである。

オンラインカジノで遊ぶにあたっては、まず自分がどの程度の軍資金を持っているかを把握したうえで、軍資金以上の賭けはしないほうが賢明である。

また、軍資金を把握した上で、オンラインカジノなら用意されているであろう初回入金ボーナスを積極的に利用すべきだ。

入金額と同額か、それ以上のボーナス金が反映される可能性があるから勝負したい人は使っておいても良さそうだ。

そうは言っても、どうしても軍資金以上の賭けを促されてしまうのもオンラインカジノだというのも事実だろう。ある程度の負けまでは、予定していた軍資金以上の賭けをしてしまうのは、ギャンブラー心理としては、仕方のないことだと思う。

だが、負けが続き、用意していた軍資金の半額程度のマイナスが発生したのであれば、そこが実はオンラインカジノで損切りをするタイミングであり、やめ時である。

オンラインカジノで軍資金と同額程度のマイナスになる負けまでに損切りができないタイプというのは、「負けを取り戻す」という感覚が強くなりすぎてしまい、そのマイナスを超えても賭けを続けてしまう傾向がある。

一方、軍資金の半額以内のマイナスの段階で損切りができるタイプというのは「今回は負けておこう」といって、泣く泣くオンラインカジノから撤退する程度の理性と勇気がまだギリギリ残っているのだ。

オンラインカジノにおける損切りは、方法は簡単だが実践が難しいというのは、この「負けを認められない」という要素が、オンラインカジノは投資より大きいことに起因する。
断言しよう。

オンラインカジノでの「負け」は取り返すことができない。

だから、負け始めたら早い段階で勝負を切り上げて、損失は最小限におさえるように心がけるべきだ。